身だしなみ規定の緩和から1年、従業員の声が示す新たな成果

身だしなみ規定緩和から1年、従業員の声が示す新たな成果

株式会社カーゾックは、2023年7月1日より全従業員の身だしなみ規定を改訂しました。その状況から1年が経過した現在、同社は従業員277名を対象に実施したアンケートの結果を公表しました。このアンケートは、規定緩和の影響を把握し、職場の環境がどのように変化したかを探るものでした。

アンケート結果の概要

質問内容は大きく3つに分かれており、まず「身だしなみ規定が緩和されたことで変化があったか？」という質問に対して、110名が「働きやすくなった」と回答しました。また、90名が「ネイルや髪色を自由に変更できるようになった」と答えており、37名は「規定緩和により働くきっかけが増えた」と述べています。このような中、ある従業員は次のように語っています。

>「以前は髪を染めたりネイルをすることができなかったため、好きなアルバイトを辞めようか迷っていました。しかし、規定が緩和されてからは辞めたいと思わず、自由が増えて仕事が楽しくなりました。」

この結果から、新たな身だしなみ規定は従業員にとって働く意欲や満足度を向上させる重要な要素となったことがわかります。

お客様からのフィードバック

次に、「お客様から身だしなみ規定緩和後、ご意見・ご指摘を受けたことがあるか？」という質問への回答は、ポジティブなものが多く寄せられました。「髪色が可愛い」「ネイルが素敵」といったお褒めの言葉をいただいたとの意見が多数あり、特にお子様とのコミュニケーションが増えたとの嬉しい声もありました。小さな女の子から「そのネイル可愛い！」と言われたというエピソードもあり、お客様との距離が近づいたことを実感している従業員もいました。

自由な職場環境の影響

自由記述の部分では、規定緩和に対するさまざまな意見が多く集まりました。特に「髪色自由の募集要項を見て応募した」という声や「採用時にお断りしなければならないことが減った」という意見が目立ち、採用活動にも良い影響が出ていることが窺えます。店舗責任者からは、指導の減少や、特にネイルをしているスタッフの接客態度の向上を挙げ、「身だしなみを意識することで清潔感を維持しようとする意識が高まっている」とのコメントもありました。

まとめ

この取り組みを通じて、株式会社カーゾックは従業員の多様性を尊重し、自分らしいスタイルで生き生きと働ける環境を整えています。今後も、同社はお客様が安心して楽しめる場所を提供することを目指し、さらなる努力を続けていくようです。従業員の声をしっかりと受け止め、未来に向けての改善を進める姿勢が、成功を築く鍵となるでしょう。