電通総研が新たな保証業務を支援するローン申込システムを導入

電通総研が構築した新ローン申込システム

概要

株式会社電通総研は、しんきん保証基金向けに「Salesforce Experience Cloud」と「Service Cloud」を利用した革新のローン申込受付システムを構築しました。このシステムは、全国に広がる80を超える信用金庫で導入され、業務効率や新商品の提供能力の向上を目指しています。

背景

しんきん保証基金は、信用金庫を介して利用者に対する低価格で便利な保証商品を提供し、経営の健全性を保つことを目指しています。しかし、これまでのネットシステムは改修に時間がかかり、さらなる保証商品の追加が難しいという課題がありました。利用者のニーズに応えるためには、UI/UXの向上と手続きの効率化が不可欠です。

このような状況で、古いシステムからの刷新が求められ、様々なプラットフォームの検討が行われました。その結果、「Salesforce」を基盤としたシステムに決定しました。電通総研は信頼性が高く、金融機関向けに多くの成功事例を持つパートナーとして選ばれました。

システムの特徴

この新たなシステムは、全国の信用金庫でスムーズに利用できる共通のプラットフォームを提供します。利用者はWebサイトを通じて、住宅ローンや消費者ローンの申込から事前審査までの手続きが一貫して行えます。また、顧客情報や保証商品情報の一元管理により、業務の効率化も実現しています。これによりコールセンターや各信用金庫でも、質の高い顧客対応が可能となります。

採用に至った理由

以下の点が採用のポイントとなりました：
1. 複雑な業務要件への対応
しんきん保証基金の複雑なニーズに合致するように設計されており、今後の拡張性やメンテナンスもしやすい仕様となっています。これにより、サービスの継続的な改善が可能です。
2. 専門的な知見の融合
Salesforce製品に特化したチームが金融業務の専門家と連携し、スムーズな導入を実現しました。このノウハウを活かすことで、将来の課題にも即座に対応できる体制が整っています。