新たなバイオガス提携
2021-03-04 10:00:07
日本バイオメタンがイタリアのBTS社とパートナーシップ協定を締結
日本バイオメタン株式会社(以下、JBM)は、イタリアの著名なバイオガス発電プラントメーカーであるBTS Biogas Srl/GmbH(以下、BTS社)との間で、日本市場における戦略的パートナーシップ契約を結びました。この契約は、両社が持つそれぞれの専門知識を活かし、持続可能なエネルギー源として期待されるバイオガス発電の普及を進めることを目的としています。
JBMの代表である倉田氏は、このパートナーシップを「補完的な関係」と位置付けています。JBMが持つ地域密着の協業能力と、BTS社の先進的な技術や豊富な経験が相互に作用することで、さらなるシナジー効果が期待されます。「バイオガス発電市場はGPSSグループ全体にとって重要な成長の柱となるでしょう」と倉田氏は述べています。また、BTS社のトリップ・アレン氏は、アジア太平洋地域におけるバイオガス発電の発展の可能性について語り、日本はこの分野においてリーダー的な役割を果たすことができると自信を示しました。
BTS社は、20年以上の実績を持ち、220以上のバイオガスプラントを運営しています。その技術は、エネルギー出力を最大化することに加え、システムの稼働時間の安定性を保証することで、バイオガス産業のパイオニアとされてきました。彼らはターンキー・モジュラー型のバイオガス設備の提供や、エンジニアリング、設計、コンサルティングも行っており、その技術力は世界的に高く評価されています。
日本バイオメタンは、食品廃棄物や有機系産業廃棄物、畜産廃棄物を活用したバイオガス発電事業を中心に展開しており、GPSSグループの一員として、その知識と現場での経験から得た情報をもとに、日本国内でのバイオガス市場の発展に貢献しています。
このパートナーシップによって、BTS社の技術と知見がJBMの強固なエンジニアリング体制と合わさり、日本のバイオガス市場において新たな展開が期待されます。エネルギー生産の効率を高めるだけでなく、廃棄物を資源としてリサイクルすることで、持続可能な社会の実現に向けた一歩になるでしょう。特に、再生可能エネルギーが求められる現代において、この契約がもたらす成果は、将来的に大きな影響を及ぼすと考えられます。日本国内での新たな技術導入や事業展開により、地域社会との協作が進むことにも期待が寄せられています。今後の両社による共同プロジェクトの進捗にも、注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
日本バイオメタン株式会社
- 住所
- 東京都港区芝2-5-10芝公園NDビル 6F
- 電話番号
-
03-6435-2391