第50回札幌マラソンでDNPが着手する持続可能な取り組み
大日本印刷株式会社(DNP)は、2025年に開催される「第50回札幌マラソン」にサステナブルパートナーとして協賛することを発表しました。この大会は1976年から続くもので、毎年1万人以上が参加する北日本最大級の市民マラソンです。DNPは、昨年に引き続き、環境に配慮した活動を展開しながら、新しいパートナーとのコラボレーションを通じて、一層の持続可能性を追求します。
環境意識の醸成
DNPは、環境負荷を可視化し、衣料の資源回収を行うことで、参加者の環境意識を高める活動に力を入れています。今年のテーマ「MAKE NEW」には、札幌の豊かな自然を保護し、将来にわたり継続的に開催可能な大会を目指す意図が込められています。このため、マイボトルやマイカップの持参を呼びかけ、特に新設された「GREEN RUNNERS」枠では、コース上のゴミを拾いながら走ることができ、参加者が自発的に環境問題について考える機会を提供します。
新しい取り組み
DNPの具体的な取り組みの一例として、給水スポットの運用支援サービスがあります。DNPグループの北海道コカ・コーラと連携し、ステンレス製の給水用ジャグを利用することで、マイボトルやマイカップの利用を促進する計画です。このサービスは、他のマラソン大会にも波及させることを目指しています。
また、DNPはサステナブルパートナー間の共創を推進し、具体的なプロダクト開発に取り組んでいます。例えば、ニュートラルワークス.やピエクレックスとの協力により、参加賞のオリジナルTシャツを環境に配慮した素材で制作します。このTシャツは、大会当日にはカスタマイズサービスが用意され、参加者が自身の名前や記録をプリントできる楽しみも提供します。
さらに、不要となった衣料を回収し、再利用する取り組みも行われます。DNPは、株式会社JEPLANと協力し、回収した衣料をもとにトートバッグを制作し、これを参加賞として提供する予定です。そうすることで、参加者は自らの衣料が新しい形で再生されることに寄与するとともに、リサイクルへの理解を深めることができます。
「札マラパークマルシェ」の開催
この大会では、「札マラパークマルシェ」も企画されており、さまざまなエコ関連ブースが出展される予定です。来場者は楽しくエコ体験をしながら、生ごみを堆肥化する取り組みにも参加できます。このマルシェは地域の人々やランナーが交流できる場として位置づけられています。
環境への取り組みをより加速
DNPは今後もスポーツ振興を支援し、持続可能なイベント運営に向けた取り組みを拡大していく意向です。これにより、地域社会の課題解決にも寄与しながら、ゼロカーボン北海道や札幌市のゼロカーボンシティを目指す努力を行っています。環境、経済、社会が共生し、調和の取れた未来を構築するために、DNPは地域の声に耳を傾け、共に歩んでいくことを誓っています。
大会の詳細については、公式ウェブサイト(
札幌マラソン公式サイト)をご覧ください。