農業とスポーツの融合!地域活性化の新しい形とは
千葉県夷隅郡大多喜町で展開されている斬新なプロジェクトが、農林水産省および内閣官房主催の「ディスカバー農山漁村の宝」において評価されました。この取り組みは、地域に根ざした活動によって農業とスポーツの共生を図るもので、特に注目を集めているのが3人制プロバスケットボールチーム「esDGz OTAKI.EXE」による活動です。
農業×スポーツの新たな挑戦
株式会社JPFagri(以下、JPFagri)は、農業とスポーツの融合をテーマにした活動を行っており、2021年からエンターテイメントとしてのプロバスケットボールの選手が農業に取り組むというユニークなモデルを展開してきました。彼らのテーマは「大多喜町のヒーローになる」で、地域の活性化に挑戦しています。
選手たちは、耕作放棄地となっていた田んぼを借り受け、オリジナルの米「籠米」を生産し、販売も行っています。生産過程には、田植えから米袋のデザインまで全てが選手自身により行われており、約10haの水田を管理するという本格さです。この取り組みは、地域経済を直接支えるだけでなく、コミュニティのエンゲージメントにも寄与しています。
選定証の授与式と交流会
2025年12月19日には、農林水産省で行われた選定証授与式に参加し、全国各地から集まった選定された地区の活動内容をPRするブースも出展。意見交換会も開かれ、他地区の活動との情報交換も行われました。交流会には鈴木憲和農林水産大臣も出席し、選手たちの活動について多くの意見を交わしました。
このような活動の成果として、esDGz OTAKI.EXEは全国30地区の中から選ばれる優良事例として評価されたのです。
地域課題への取り組み
高齢化や就労者の減少が進む中、大多喜町では農林業の後継者不足が深刻な問題となっています。この現状を打破するため、esDGz OTAKI.EXEは地域活性化に取り組んでおり、選手たちが農業に従事することで、地域社会の未来を見据えた持続可能なモデルを目指しています。
また、農閑期には放置竹林の整備にも取り組んでおり、土砂災害の危険を減らし、地域の生態系を保全する努力を行っています。これにより、自然環境の維持も行い、その中で地域コミュニティの強化にも寄与しています。近隣地域の幼児から高齢者に至るまで、幅広い世代を対象としたスポーツスクールの開催も、その一環として重要な役割を果たしています。
未来への展望
JPFagriは今後も農業とスポーツの二軸での取り組みを拡大し、地域とともに成長できる持続可能なモデルの確立を目指していきます。バスケットボールのスピリットと農業の持続可能性を融合させたこのプロジェクトは、大多喜町のみならず、全国での新しい地域活性化の形を示すものとして、他の地域でも参考にされることでしょう。地域社会に新たな風を吹き込み、未来への希望を生み出すこの活動から目が離せません。