環境ビジョンを体現するアイネックの新本社が名古屋に誕生

環境事業を牽引するアイネックの新社屋

名古屋市中村区に、地域と環境を重視した株式会社アイネックの新本社が3月3日に開設されました。この新しい社屋は、総面積870㎡を誇り、シンボルカラーである“アイネックブルー”をふんだんに使用した洗練されたデザインが特徴的です。おしゃれなオフィスは、来客を暖かく迎え入れ、名古屋の街を一望できる大きな窓が設けられ、快適な作業環境が整っています。

プロジェクトを支えるクリエイターたち

新社屋のデザインを担当したのは、ファッション業界を代表するクリエイターたちです。アイネックのクリエイティブ・ディレクター田中タキ氏は、豪華な海外ブランドの日本総代理と、セレクトショップの経営を行い、多彩なスキルを持つ人物です。インテリアデザインを手掛けた松浦竜太郎氏は、ボーダレスなデザインで知られる乃村工藝社のクリエイティブディレクターで、彼自身も多くの完成された空間を作り出しています。全体コンセプトは「光線の希望」であり、明るく開放的なオフィスが生まれました。

3つの重要な要素

新社屋には「光」「青」「環境配慮型素材」という3つの中心要素があります。まず「光」は、アイネックの中核事業であるLEDに直結する重要なシンボルです。オフィス全体を包み込む青い光や、天井に取り付けられた白い光は、持続可能な社会の実現にむけたアイネックのビジョンを視覚で示します。

次に「青」は、オフィスの雰囲気を決定づける要素です。青い照明は、働く人々にポジティブなエネルギーを与え、訪れるゲストに期待感をもたらします。リラックスできる環境で仕事を進めるための設計がなされています。

そして「環境配慮型素材」は、持続可能性への強い意志を示すために採用されています。壁材には、火力発電所からの廃棄物やコーヒー豆の使用済み廃棄物を再利用したセメントタイルが用いられており、既存の下地を活用して新たな資材の使用を避ける設計がなされています。これらはアイネックのミッションに合致した環境に配慮した取り組みです。

シンボルアートと共にゲストを迎える

新社屋のレセプションエリアには、6.3メートルのダイナミックなシンボルアートが設置されています。この作品は、著名なアーティスト松尾高弘氏によって制作され、音を担当した黒瀧節也氏とのコラボレーションにより、アイネックのビジョンが可視化されています。「エナジー・オブ・ライト」をテーマにしたこのアートは、訪れる人々の興味を引き、想像力をかきたてます。社員のオフィスエリアもアイネックブルーで装飾され、社内全体に一体感を与えています。

アイネックは地方自治体向けの電気設備工事から始まり、公共コンサルティングを通じて成長を遂げてきました。2020年からは省エネルギーの推進に力を入れ、2021年にはカーボンニュートラル関連事業もスタート。地域と共に発展し続ける中で、CEOの度会洋徳氏は「私たちの成長が国の脱炭素社会実現に繋がると信じています。挑戦者であり続け、楽しんで発展を追求します」とメッセージを送りました。持続可能性をテーマにした新しいオフィスは、アイネックの未来への希望を体現しています。