絵本『ブッキーとクッキー』が描く友情と和解の物語
2025年5月1日、心温まる絵本『ブッキーとクッキー』が発売されます。この作品は、二人の親友が直面する対立と和解を描き、友情の大切さを子供たちに伝えます。著者のブランカ・ゴメスは、絵本を通して子どもたちに他者を理解することの重要性を教え、友情の大切さを考えさせる作品となっています。
ブッキーとクッキー、親友の物語
ブッキーとクッキーは、まるで二人三脚のように一緒に過ごしていた親友です。彼らは「本の中」に住んでおり、ブッキーは左ページ、クッキーは右ページにそれぞれの部屋を持っています。ブッキーの部屋には本棚がぎっしり詰まっており、読書が大好き。一方、クッキーは料理好きで、職人肌な性格ですが、新しいことに挑戦するのは苦手です。彼らの遊びはいつもクッキーの部屋で行われています。
しかし、ある日、ブッキーはクッキーに、「どうして来てくれないの?」と問いかけます。この小さな疑問が発端となり、ふたりは大ゲンカに突入してしまいます。お互いに意地を張り合うことになり、一人で読書や料理をしても楽しさを感じられなくなるのです。彼らは果たして、仲直りすることができるのでしょうか。
出発点と成長の鍵
この物語は、子どもたちが必ず直面する出来事を基に構築されています。友達とけんかをした経験は、多くの子どもにとって身近なテーマです。『ブッキーとクッキー』は、装飾された可愛らしいキャラクターたちを通じて、友情と理解の真髄を描いています。心の痛みや傷を受けたと感じる子どもたちにとって、とても大事に思えるメッセージが込められています。
大ゲンカを経ての仲直り。このプロセスを通じて子どもたちは、自身の感情を理解し、他者と触れ合うことの大切さを学び取ることができるでしょう。親たちも自らの子どもが直面する問題に対して、共感を持ち、寄り添いながらこの絵本を読み聞かせることで、アプローチする機会が得られます。
著者について
著者のブランカ・ゴメスは、スペインに居住しており、彼女の絵本は様々な言語に翻訳されています。『ブッキーとクッキー』は、彼女の作品が初めて邦訳されるもので、多くの読者に愛される要素を多数持っています。彼女は、米国のグリーティングカードブランドやライフスタイルブランドとも提携しており、世界中のユーザーに支持されてきました。Instagramのフォロワーはなんと10.6万人にのぼります。
翻訳を担当した島津やよいは、他にも様々な作品を翻訳しており、子ども向けのお話に特化した素晴らしい実績を持ちます。彼女の翻訳によって、ブッキーとクッキーの冒険が多くの日本の子供たちに届くことでしょう。
書籍情報
- - 書名: ブッキーとクッキー
- - 著者: ブランカ・ゴメス(文・絵)、島津やよい(訳)
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 発売日: 2025年5月1日
- - 購入リンク: Amazon、楽天ブックス
全国の書店やネット書店で取り扱われているので、ぜひ手に取ってみてください。子どもたちの成長に寄り添う素敵な一冊になるでしょう。