エースホテル京都が卓越したホスピタリティでアワードを受賞
エースホテル京都(京都市中京区)は、アジア初のエースホテルとして、令和5年(2023年)にエクスパートの評価を受け、「ジャパントラベルアワード2025」のLGBTQ+部門で名誉ある受賞を果たしました。この受賞は、多様性や包括性を重視したホスピタリティの実践が評価されたものです。
受賞の背景
「ジャパントラベルアワード」は2021年に創設され、観光業界における多様性、公平性、持続可能性を重視し、より良い社会の構築を目指すアワードです。今回の受賞は第4回目を迎えるジャパントラベルアワードにおいて、196件のエントリーから厳正なる審査を経て選ばれた16のファイナリストの中の一つとして認められた結果でもあります。
特に評価されたポイントは、LGBTQ+コミュニティに向けた支援活動です。エースホテル京都では、障害者の方々も安心して宿泊できるバリアフリーの客室を整備し、スタッフがレインボーバッジを着用して多様なゲストを尊重する姿勢を示しています。これにより、訪れるすべてのゲストが受け入れられる環境を整えています。
総支配人のコメント
エースホテル京都の総支配人、池内志帆氏は、この受賞について次のように述べています。「LGBTQ+トラベルアワードという名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。私たちエースホテルは、世界中の旅行者が自身の個性を尊重され、快適に過ごせる空間を提供することを大切にしています」。
池内氏は、エースホテルが1999年の設立から一貫して推進してきたDEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)への取り組みの重要性を語り、スタッフの教育が特に重要であることを強調しました。特にLGBTQ+の旅行者に対する偏見をなくし、正しい知識を持って接客できるように努めている点が強調されています。
取り組みと未来への展望
エースホテル京都では、6月のプライド月間に様々なイベントを開催し、地域のプライドイベントにも参加することで、スタッフが「楽しみながら」啓発活動に取り組む環境を整えているとのことです。また、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムやワークショップなど、地域社会とのつながりを大切にしたプログラムも多く展開されています。
さらに、2023年からは国際LGBTQ+旅行協会に加盟し、国内外の旅行者に向けてエースホテルを広く知ってもらう活動を進めることで、LGBTQ+ツーリズムの理解と促進を目指しています。池内氏は「このような素晴らしい賞をいただけたことを大変光栄に思い、今後もさまざまな取り組みを続けてまいります」と締めくくりました。
エースホテル京都のボーダレスで温かいおもてなしが、これからも多くの旅行者に愛されることを期待しています。