小野照崎神社の歴史を祝う特別な御朱印と御朱印帳の登場

小野照崎神社の歴史を祝う記念事業

東京都台東区の入谷に位置する小野照崎神社（おのてるさきじんじゃ）は、852年に創建された歴史ある神社です。今年、御遷座400年を迎えるにあたり、特別な御朱印と御朱印帳の授与が始まりました。当神社は、上野照崎から現在の入谷へと遷座したという重要な記念の年を祝うため、様々な奉祝事業を行っています。

特別な御朱印と御朱印帳

今回の記念品は、「小野照崎縁起絵巻」と題された特別御朱印と深紅の箔押し御朱印帳です。御朱印はそれぞれの奉賛料に応じて、5,000円で購入可能な式年ご朱印帳・式年しおりや、2,000円で手に入る「御遷座400年奉祝」特別御朱印など、さまざまな形でご用意されています。これらのアイテムは、神社の歴史を感じられ、訪れる人々に特別な思い出を提供することができるでしょう。

御遷座400年記念大祭

9月19日には「式年大祭」が執り行われ、神社の氏子代表者によって祭典が行われる予定です。また、23日には神賑のイベントとして「稚児行列」や「足利学校・雅楽の夕べ」が開催され、無料で観覧が可能です。これらのイベントを通じて、日本文化の豊かさを体感し、次の世代にその魅力を伝えていくことも目的となっています。

御本殿の耐震工事

小野照崎神社では、御本殿の老朽化に伴い耐震工事を行うことが決定しました。この工事は、未来のために神社を守り、地域の人々にとっての心の拠り所としての役割を継承していくための大切な施策です。この400年の節目を機に、新しい世代へと神社の伝統を繋げていくことが重要です。

神社の歴史と魅力

小野照崎神社では、政治家で詩人、芸術家としても知られる小野篁を祀っています。この神社は、古くから多くの参拝者が集う場所としての役割を果たしてきました。特に、その富士山から運ばれた溶岩を使った「富士塚」は、重要有形民俗文化財としても認定されており、神社の深い歴史的価値を物語っています。

また、過去には国民的俳優・渥美清氏とも縁が深く、彼が願掛けを行った神社としても知られています。彼の成功へと繋がるエピソードは、多くの人々にとって感動的な話として残されています。