日大生が開発した中期経営計画チェックリスト「PAMP」
日本大学商学部の川野克典ゼミナール2024研究Bチームは、企業の中期経営計画の実施可能性を高めるための画期的なチェックリスト「PAMP」(Pre-check list for Achievable Mid-Term Plan)を作成しました。このツールは、現代の企業が直面する経営課題に対応するために設計されており、全50項目から成る質問が含まれています。
PAMPの背景と目的
昨今の調査によると、多くの上場企業が中期経営計画を策定していますが、その達成率は決して高くはありません。具体的には、企業の約85%が目標を設定しているものの、目標の達成を果たせていないのが現状です。指定されたリソースや戦略の整合性に欠けていることがその主な原因です。そこで、私たちのチームは、中計の策定段階で「実現可能性」を事前に評価し、経営者が単なる願望を持つのではなく、しっかりとしたコミットメントを持つためのサポートを行う必要があると考えました。
PAMPの特徴
PAMPは、現代経営において不可欠な要素であるパーパスやESG(環境・社会・ガバナンス)、デジタル変革(DX)、人的資本に関する質問を含んでおり、単なる財務データに依存しない包括的な視点を提供します。各項目は、戦略がどのように形成され、それが実行可能であるかを詳細に検査することができます。
さらに、アクションプランの設定に加え、PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)の維持のための具体的なKPI(重要業績評価指標)の設定、そして各部門の役割や責任を明確にするインセンティブ設計など、多様な要素が厳密に検証されています。これにより、中計を単なる文書ではなく、企業の行動指針へと昇華させることが可能です。
企業へのメッセージ
私たちの研究チームは、「中期経営計画が普通に失敗する理由」を徹底的に分析しました。このチェックリストが、経営者が直面する様々な戦略的課題を克服する手助けになることを願っています。特に、非財務的な要素を含む包括的な視点からの質疑が、企業価値向上に寄与することを期待しています。
詳細な情報やPAMPのダウンロードは、以下のリンクよりご覧いただけます。
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これからの企業経営の新たな一歩を踏み出すために、ぜひこのツールをご活用ください。