「Myth In Motion」展
2024-09-04 18:33:23

六本木で繰り広げられる文化の祭典「Myth In Motion」二人展

六本木で文化の交差点「Myth In Motion」開催



2024年9月21日から11月9日までの期間、東京・六本木のKOTARO NUKAGAで、アーティストのコア・ポア(Kour Pour)とレンベル・ヤワルカーニ(Rember Yahuarcani)による二人展「Myth In Motion」が開催されます。これは二人の異なる文化的背景を持つアーティストがそれぞれの視点で神話を表現し、観客と新たな理解を共有する貴重な機会です。

コア・ポアの作品



コア・ポアは1987年、イギリス・エクセターで生まれ、イギリス、イラン、アメリカの複数の文化を背景に抱えています。彼の作品は、ペルシャ絨毯や中世イスラムの写本、中国絵画、浮世絵といった多様な視覚文化からインスパイアを受けており、特に「タイガーシリーズ」のペインティングに見る、東アジアにおける虎の多様な象徴性を探求しています。

ポアは、虎が描かれる背景にある朝鮮半島の社会政治的な風刺や、哲学的な寓意に対する深い洞察を提供しており、虎を守護者と位置づけ、各地域のアーティストがどのように独自の意味を与えたかを示しています。文化、アイデンティティ、そして美術の新たな解釈を提案するポイントがここにあります。

レンベル・ヤワルカーニの作品



一方、レンベル・ヤワルカーニは1985年にペルーで生まれ、ウイトト族に属する作家かつ活動家です。彼の作品は、祖母から受け継いだ神話や物語から深い影響を受けており、アマゾンの生態系と密接に結びついた色鮮やかな動物や植物、精霊の姿を描きます。これらの生物は互いに見えないレベルでつながり、動的な関係性を持って表現されています。

ヤワルカーニは、神話を固定化された過去の物語としてではなく、現代の文脈で生きた意味を持ち続ける生き生きとした存在として捉え、観客に新たな視点を提供しています。彼の作品は、アイデンティティを固定する西洋の規範に対抗する生きた文化のエッセンスを感じさせるものです。

「Myth In Motion」の意義



この二人展は「神話」というテーマを中心に、文化的混淆から生まれる新たな「動的な神話」を表現する場でもあります。来場者は、二人のアーティストの作品を通じて、単なる観賞者ではなく、相互作用し共に創造する存在へと変わることができるのです。

本展が開催されるKOTARO NUKAGAは、六本木の文化的な交差点としての重要な役割を果たしており、多様な視覚芸術が交わる場となります。この展示を通じて、観客は異なる文化間の共鳴を体感し、物語の新しい解釈を見いだすでしょう。

ぜひこの機会に、六本木で開かれる「Myth In Motion」を訪れ、二人のアーティストが描く文化のダイナミクスに触れてみてください。

開催情報



  • - 展覧会名: Myth In Motion
  • - アーティスト: コア・ポア(Kour Pour)、レンベル・ヤワルカーニ(Rember Yahuarcani)
  • - 会期: 2024年9月21日(土) - 11月9日(土)
  • - 開廊時間: 11:00 - 18:00(火曜 - 土曜)*日・月・祝日休廊
  • - 会場: KOTARO NUKAGA(六本木)
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F

この展示が皆様にとって豊かな文化体験となることを期待しています。


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会社情報

会社名
KOTARO NUKAGA
住所
東京都中央区銀座2-3-2 3F
電話番号

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