JTBが広島で新たな地域産品を生み出すプロジェクトを開始
株式会社JTBは、地域産品の開発を支援する「ふるぽCoLABO」の第2弾として、広島市および広島女学院中学高等学校と協力し、産官学連携プロジェクトを始動しました。この取り組みは、自治体や地元企業、教育機関と手を組み、学生の視点を活かしながら新たな地域資源を基にした商品を企画・開発していくものです。これにより、地域経済の持続可能性と次世代の育成を同時に実現することが期待されています。
取り組みの背景
JTBは2014年からふるさと納税事業に取り組み、地域資源を活かした商品づくりやプロモーションの支援を行ってきました。しかし、多くの地域では貴重な資源がある一方で、新しい発想や担い手が不足し、若年層が地域産業やモノづくりに触れる機会が限られているという課題が浮き彫りになっています。「ふるぽCoLABO」では、地域内の複数の事業者をつなぎ、新たな地域産品の企画を支援することで、地域価値の向上を図っています。実際に第一弾では大分県由布市において成功を収めました。今年度の第2弾では、教育機関との連携に重きを置きます。
JTBは教育旅行などの長年の経験を活かし、広島女学院中高の学生たちと共に「制作過程で若者が関与する地域産品開発」を進めています。これにより地域への関心を高めるとともに、持続可能な地域経済モデルを構築することを目指します。
広島女学院中学高等学校の教育理念
広島女学院中高は、生徒自身の主体的・探究的な学びを通じて、社会とのつながりを深め、自ら考え、行動し発信する力を持った人材を育成しています。このプロジェクトは、「社会と関わる中で学びを深める教育」と非常に親和性が高く、自己成長を促す環境を提供します。
産官学連携モデルの特徴
1. 学生のアイデアを反映した商品企画
学生たちは地元企業の特色を学び、それを基に新商品を企画します。プログラムは全5回の授業から成り、さまざまなワークを通じて学生特有の視点を活かした企画が進行します。
2. 地域を「つなぐ」役割のJTB
JTBは広島市のふるさと納税の中間支援事業者として、地域企業、教育機関、自治体の役割と立場を整理し、実社会と教育を結びつける場を提供します。これにより、地域課題を解決し、持続可能な未来へとつなげる活動となります。
3. ふるさと納税の活用で地域に還元
学生たちの企画した商品は地元企業にプレゼンを行い、その選ばれた商品は商品開発を進め、最終的には地域の産品として販売され、広島市ふるさと納税の返礼品としても扱われます。これにより学生たちの学びが社会に実装され、地域の認知度向上と寄付増加にもつながることが期待されます。
JTBの役割と今後の展開
JTBは本プロジェクトの全体設計、運営、ファシリテートなどを行いながら、地域事業者と教育機関のマッチング、地域資源を基にした商品開発の支援を行います。今後は他地域や他の教育機関にもこのモデルを展開し、次世代とともに持続可能な地域づくりを推進していく方針です。
JTBの取り組みは、地域資源の活用と若者の意識の高揚を同時に実現し、地域経済の持続可能性を高める試みとして注目されています。