世界を舞台に活躍するレイ・イナモト氏の新著
2026年5月20日、株式会社東洋経済新報社から、グローバル・イノベーション・ファーム「I&CO」の共同創業パートナーであるレイ・イナモト氏の初の単著『Brand Shift(ブランド・シフト)』が出版される。この書籍は、著名な企業経営者であるユニクロの柳井正氏も推薦しており、ブランドの本質やその成長戦略を深く理解するための貴重な一冊である。
ブランドの新しい定義
本書では、ブランドを「企業そのもの」や「社員そのもの」と捉え直し、経営をブランドの視点で考察する重要性について述べられている。著者はナイキやトヨタ、アシックスといった国際的な企業のブランド戦略に数多く関わってきた経験をもとに、持続可能な成長を生み出すための具体的なフレームワークを提案している。
レイ・イナモト氏は、米Creativity誌やForbes誌で高評価を得たクリエイティブ・ディレクターであり、ニューヨークを拠点に活動。彼のキャリアには、デジタル戦略やクリエイティブな発想が深く結び付いており、著名なブランドのプロジェクトを手がけてきた実績がある。特に、カンヌ国際広告祭の審査委員長に選ばれた際には、多くの注目を集めた。
信頼による差別化
レイ氏のブランドに関する考え方は、単なる「ストーリー」や「世界観」といった言葉ではとらえきれない深い意味を持つ。「信頼」がブランドの根幹を成し、それによって企業やサービスの差別化が図られるという点が、本書で繰り返し強調されている。現代社会では、透明性や情報過多の影響で、単にストーリーを提供するだけでは顧客の信頼を得ることは難しい。このため、信頼を基盤にしたブランド構築の必要性が提案されている。
著者は、顧客行動の変化に対応するため、従来の「ファネル型マーケティング」から「フライホイール型ブランド構築」への移行を説いている。これは、顧客の信頼を中心に据えた新しい戦略であり、持続的なブランドの成長を促すものである。
書籍の主な内容
本書は各章を通じて、ブランドの定義からテクノロジーの進歩に及ぶさまざまな要素を探求している。主要な目次には以下が含まれる:
- - プロローグ 日本の未来=企業のブランド力
- - 第1章 ブランドの定義「ストーリー」から「信頼」へ
- - 第2章 ブランドの基盤「信頼による差別化」を形づくる6つの要素と5つの条件
- - 第3章 テクノロジーの進歩とブランドの関係
- - 第4章 ブランシフト 今後のブランド戦略
- - 第5章 ブランド構築の実践フライホイール型のアプローチ
- - エピローグ 「Brand Japan」の未来
書籍情報
『ブランド・シフト』の定価は2,420円(税込)、260ページの内容で、ISBNは978-4-492-39680-3である。興味のある方は、東洋経済株式会社やAmazonでの購入が可能だ。
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この書籍は、ブランドの本質に迫り、企業経営者やマーケティングプロフェッショナルだけでなく、広く一般のビジネスパーソンにとっても価値ある一冊である。