三浦大根の魅力を詰め込んだ和風カレーの誕生
神奈川県三浦市が誇る「三浦大根」が、命名から100周年を迎えることを記念して、石井食品株式会社、三浦市、そして三浦市農業協同組合が共同開発した『神奈川三浦市の三浦大根を使った和風カレー』が、2025年12月20日から発売されます。この商品は、三浦大根の風味を活かした無添加調理による味わい深いカレーで、地域の誇りを未来へつなげる一品です。
地域とともに育む商品開発
石井食品は2021年から三浦市の野菜を使った商品を展開しており、今回の和風カレーが第3弾になります。これまでの取り組みを通じて、地元の農産物をより多くの人々に届けることを目指し、様々な商品を開発しました。昨年は学校給食向けに、三浦大根を使ったハンバーグを提供するなど、地域との連携を強化する活動を続けてきました。
和風カレーの特長
この和風カレーの特長は、甘みが強い三浦大根をダイスカットし、まろやかな味わいの中に大根の旨みをしっかりと感じられるところです。煮崩れしにくく、心地よい食感の三浦大根に加え、玉ねぎの甘さが引き立つピューレ状のルーと、かつおだしの風味が組み合わさり、和のテイストを堪能できるカレーに仕上がっています。
さらに、特別感を演出するため、パッケージには三浦大根の命名100周年を祝うロゴをデザイン。年末年始のご当地土産にもピッタリの一品です。
未来に向けた地域の取り組み
三浦大根は、大正14年に命名された伝統野菜で、その特徴は甘みの強さと“中ぶくれ”の形状、そして圧倒的な大きさです。しかし、近年は作り手が減少しており、三浦大根の魅力を守ることが最大の課題として浮かび上がっています。こうした背景から、地域の農協や市と協力しながらの商品開発が進められ、三浦大根の美味しさを次世代につなげる取り組みが行われています。
大根の栽培は手間がかかり、柔らかい土壌が必要ですが、収穫のタイミングは冬から早春にかけて。特に寒さに当たることでその美味しさが引き立つため、農家の方々も工夫を重ねているそうです。
石井食品の思い
今回のカレーの開発に関して、石井食品の中村豪(南関東営業所 所長)は、「三浦市からの提案で、特別な商品を作ることが決まりました。三浦大根を主役にした和風カレーを通じて、地域の魅力を感じてもらえれば嬉しい」という意気込みを寄せています。この商品は、三浦の土地が育てた野菜の魅力を、日々の食卓で楽しんでもらうための新たなプロジェクトの一部と言えます。
この和風カレーは、三浦大根の良さを伝えるだけでなく、地域の人々とともに育まれてきた歴史や文化を再認識させてくれる一品として、私たちに新たな食体験を提供してくれることでしょう。
商品概要
- - 商品名:神奈川三浦市の三浦大根を使った和風カレー
- - 内容量:160g
- - 販売価格:600円 (税抜)
- - 販売日:2025年12月20日(土)
- - 販売店:石井食品公式の無添加調理専門店「イシイのオンラインストア」や神奈川県内のスーパーマーケット
- - 商品ページ:イシイオンラインストア
このカレーが、三浦大根の新たな未来を切り開く一歩となることを期待しています。