アントロッドキャピタルアジアによる革新セミナー
2025年11月20日、アントロッドキャピタルアジアがオンラインで「Material Science Pitching Seminar」を開催しました。このセミナーは、素材・材料技術の先進スタートアップが自社の革新的な技術や事業内容を日本の企業や投資家に向けてピッチすることを目的としています。近年、産業構造の変化が進む中で、材料技術は非常に重要な役割を果たすことが期待されています。
素材技術の重要性
特に東南アジアでは、製造業の高度化や環境負荷の低減に対するニーズが高まっています。また、高機能素材の需要拡大が進行しており、これらの材料技術はサプライチェーンの強化や新たな産業創出に必要不可欠な分野となっています。アントロッドキャピタルアジアでは、以下の計画を考えています。
- - 高機能素材の投資:産業システムの性能を向上させる素材に注目し支援しています。
- - AI・自動化:材料開発の加速と大規模な生産を目指す取り組みです。
- - 合成生物学の活用:持続可能で高性能な新素材を創出することを重視しています。
セミナーの内容
当日は、多様なスタートアップがそれぞれの技術を発表しました。次世代素材やAI主導の開発プラットフォーム、さらにはバイオ素材など、様々な領域における革新技術が議論されました。特に日本企業との協業の可能性が示され、参加者にとってはグローバルなマテリアル・イノベーションの動向を理解する貴重な機会となりました。
セミナーのスケジュールは以下の通りです。
1. 9:30 – 9:35 : アントロッドキャピタルアジアによる歓迎の挨拶
2. 9:35 – 10:50 : 各スタートアップによるピッチ
3. 10:50 – 11:00 : アントロッドキャピタルアジアによる閉会の挨拶
登壇スタートアップの紹介
このスタートアップはAIや計算科学、自動化技術を用いて触媒の探索を高速かつ高効率に行うことができる技術を持っています。
発光や光学材料の先端技術を活用し、真正性認証や生体イメージング向けに次世代の材料を開発しています。
農産物の副産物を原料とし、酵母発酵技術を駆使して高付加価値脂質の製造を行っています。
- - Accelerated Materials(UK)
ケンブリッジ大学のスピンアウト企業で、連続フローレアクターと機械学習を融合した次世代材料合成プラットフォームを構築しています。
AIと機械学習を利用し、化学・材料開発企業向けに最適化支援を行うマテリアル・インフォマティクス分野のパイオニアです。
アントロッドのビジョン
アントロッドキャピタルアジアは、2015年に設立されたリアルテックファンドを通じて、地球や人類の課題解決に寄与する革新的なテクノロジーを持つスタートアップを支援しています。これまでに、複数のファンドを運用し、運用資産は400億円を超えています。未踏の領域に先駆けて資本を投入し、その実績をもって持続的なエコシステムの構築を進めています。社名「UntroD」は、この「未踏」という意味を込めています。
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください:
UntroD Capital Asia
お問い合わせ
アントロッドキャピタルアジアの広報部門は、成田が担当しています。お問い合わせは以下のメールアドレスまでどうぞ:
[email protected]