新サービス開始
2025-08-21 11:44:17

蓄電池併設型太陽光発電の新たな波、パワーエックスが始動

蓄電池併設型太陽光発電の新たな波、パワーエックスが始動



株式会社パワーエックスが新たに提供する「電力アグリゲーションサービス」は、蓄電池を併設した太陽光発電所向けに特化したものです。このサービスは、発電と蓄電システムの運用を一体的に最適化することで、需給バランスを保つ役割を果たします。日本国内においては、特に九州地方を中心に発電と需要の不均衡が問題視されていますが、この新サービスはその解決策となるものでしょう。

パワーエックスは、初号案件として扇港電機グループの株式会社センコーコーポレーションと提携し、鹿児島県の大崎町にある太陽光発電所の運用を受託しました。このプロジェクトでは、2025年中に「Mega Power 2700A」という蓄電システムを設置予定です。設置作業はユニバーサルエコロジー株式会社が担当し、2026年2月には現在のFIT制度からFIP制度へと移行が見込まれています。

出力抑制問題の解決



最近、日本では再生可能エネルギーの推進が進む一方で、日中の発電量が需要を上回ってしまうケースが増加しています。これを「出力抑制」と呼びますが、これが発生することで発電事業者にとっての実質的な損失となります。このサービスでは、発電所に蓄電池を導入することで余剰電力を一時的に蓄えることができ、その蓄えた電力を夕方や夜間の需要に合わせて供給することが可能になります。この仕組みにより、電力需給バランスの安定化が図られるのです。

FIP制度への移行と収益向上



さらには、2026年からFIP制度に移行することにより、市場価格に基づいたプレミアムがアグリゲーション運用にも適用されるため、発電事業者はより高い収益を得ることができるようになります。これまでの固定価格買取制度(FIT)から、より柔軟な市場メカニズムに基づく運用が行えるため、事業者にとっても利点が大きいです。

トータルソリューションの提供



パワーエックスは、蓄電システムの販売や設置のみにとどまらず、運用が始まった後のアグリゲーションや保守管理までを一貫して提供します。この包括的なサービスは、発電事業者が持つ価値の最大化を図るための強力な支援となるでしょう。企業のミッションとして掲げる「自然エネルギーの爆発的普及」に向け、パワーエックスは太陽光発電所への蓄電システムを拡充し、さらには日本全体のカーボンニュートラルの達成にも貢献していく姿勢を示しています。

まとめ



このように、パワーエックスの新しい取り組みは、太陽光発電所の運用の在り方を根本から変える可能性を秘めています。電力需給のバランスを整え、発電事業者にとってもメリットのあるサービスを提供することで、今後の再生可能エネルギーの普及に貢献することでしょう。注目の企業として、今後の動向に要注目です。


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会社情報

会社名
株式会社パワーエックス
住所
岡山県玉野市田井6-9-1
電話番号

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