新潟ビジネス専門学校が介助技術を学ぶ研修を実施し学生が修了証取得

新潟市にある新潟ビジネス専門学校では、10月8日に公益財団法人日本ケアフィット共育機構が主催したサービス介助基礎研修が行われました。この研修に参加したのは、くすり・登録販売者学科の学生たちで、高齢者や障害のある方に対する理解を深め、実務に直結するスキルを学ぶ貴重な機会となりました。

約2時間の講義では、さまざまな体験を通じて、介助技術の基礎が習得されました。特に取り上げられたのは、白内障や視覚・聴覚障害者への理解を深めるための体験です。学生たちは、特製のゴーグルを使用して白内障の疑似体験を行い、見え方の変化を実感したり、音や視覚に頼れない方とのコミュニケーション方法を学びました。また、実技では車イスの使用者への段差乗降サポート技術を体験し、適切な支援を行うための重要性を認識しました。

研修終了後には確認テストが実施され、全員が見事に合格。修了証が授与され、学生たちはこの貴重な経験を通じて、自らのスキルを高めた実感を持ったようです。このプログラムは、学生にとって日常の授業や実習では得られないような実践的な学びの場となりました。

登録販売者としての社会的な責任の一環として、地域社会が安心して暮らせる環境作りに貢献することが求められています。そのためには、正確な知識と技術を駆使し、相手に合わせた適切な支援をすることが不可欠です。新潟ビジネス専門学校では、今後も介助や救護に関する実践的な学びを重視し、学生に対応力を養う環境を提供し続けていく方針です。

研修を受けた学生たちも、以下のような感想を寄せています。

- 「車椅子の操作は簡単だと思っていたが、実際やってみると難しさがわかった。」
- 「介助を安全に行うためには、やはりコミュニケーションが最も大切だと思います。」
- 「適切な介助は、必要なタイミングで行うべきだということを学びました。」

このような研修を通じて得た実践的な知識やスキルは、学生たちの今後の活動にも大いに役立つことでしょう。

また、新潟ビジネス専門学校は創立45年を迎え、これまでに13000人以上の卒業生を輩出しています。医療事務・美容・接客・情報・IT・デザインなど、多様な分野での専門知識を学べる教育環境を提供しており、業界のプロから最新の情報を学ぶことが可能です。学生たちが将来のキャリアに向けて確かな一歩を踏み出せるよう、これからもサポートを続けていくことが期待されています。