横浜から新しい子育て支援モデルに挑戦する3社の連携の全貌
2023年10月、横浜市の株式会社Coanna、株式会社ピクニックルーム、NPO法人コドモトが業務提携を結び、2025年2月から本格的に共同で新しい子育て支援事業に取り組むことが発表されました。この取り組みは、子どもたちが主体的に活動できる環境を整え、地域全体で支え合いながら持続可能な子育て支援を目指すものです。
子どもたちの未来を支える社会基盤の構築
今回の業務提携では、以下の3つの柱を設定し、それぞれを基に具体的な活動が行われる予定です。これにより、横浜から全国に「子どもまんなか」の社会づくりを広めていく考えです。
1. 体験型イベントの拡充による創造力の育成
Coannaが提供する体験型プログラムとピクニックルームの企業主導型保育「ピクニックナーサリー」、コドモトの地域密着型支援を組み合わせて、子どもたちに新しい挑戦の場を提供します。様々な体験を通じて、子どもの創造性を引き出し、のびのびと成長するサポートを行います。
2. 企業・自治体との連携による子育て支援構築
この取り組みは、働く親が安心して子育てできる社会を実現するために、企業と自治体の連携を強化します。企業向けの子育て支援プログラムの充実を図り、育児とキャリアの両立を支援する取り組みを進めることで、親たちが安心して子育てができる環境を整えていく方針です。
3. 情報発信と文化づくり
子育てに関する情報を全国に向けて発信し、地域の文化として育てていくことも重要です。プロジェクトを通じて、子育て、まちづくり、社会参加に関する意識を高め、持続可能な子育て支援の可能性を提案していく予定です。
代表のコメント
この新たな取り組みについて、株式会社Coannaの代表取締役浜田郁氏は、子どもたちが自ら理解し、選ぶことができる環境の重要性を強調しています。「子どもたちが主体的に行動できる場を作ることで、社会全体が豊かになり、変化を楽しむことができるでしょう」と述べています。
一方、株式会社ピクニックルームの代表取締役後藤清子氏は、「100年後の子育てをつくる」ことを掲げ、子育てに対する新しいアプローチを提案しています。また、NPO法人コドモトの代表上岡朋子氏は地域密着型の子育て支援の重要性を語り、より良いまちづくりへの期待を寄せています。
各社の概要
横浜市のこの3社は、それぞれ異なる視点で子育て支援に取り組んでいます。
- - 株式会社Coannaは、体験型イベントを通じて、親子の関係を深めるサービスを提供します。
- - 株式会社ピクニックルームは、企業主導型保育の分野で成功を収めており、子育てを人材育成の観点からも考えています。
- - NPO法人コドモトは、コミュニティと協力しながら、親子が安心して育ち合う環境をフォスターしています。
今回の提携が、今後の子育て支援の新たな形を創り出し、子どもたちがより良い環境で成長できる社会を実現する一助となることを期待しています。