11月18日、愛媛県野村町にてINSPiリーダーの杉田篤史が主催したワークショップ「みんなでつくろう!のむらのうた」が、地域の小学生とのコラボレーションで新たな歌を生み出しました。この楽曲は、今年の西日本豪雨で大きな影響を受けた地域社会に向けて、希望のメッセージを届けることを目的としています。
本プロジェクトは、被災地に住む人々や、その復興活動に従事する方々の心をつなげる「のむらのうた」を制作し、合唱部による歌声で彼らに届けるコンサートとミュージックビデオの制作を支援するためのクラウドファンディングを実施します。ワークショップに参加した小学生たちが、自らの言葉と感情で歌詞を形作る姿は、地域愛にあふれ、聴く者に深い感動を与えます。
愛媛大学から参加した羽鳥准教授は、自然と人々の活気に満ちた野村町でのプロジェクトへの思いを語り、災害を乗り越える力としての地域の文化や自然を守る重要性を強調しました。彼は、子供たちとの共同制作を通じて、野村の“魂”を感じたと述べ、地域社会との強い結びつきを感じられたそうです。
また、INSPiの杉田リーダーも被災地での歌唱活動の経験から、今回の取り組みの意義を力強く語ります。「形あるものは壊れても、歌は残り続ける」という彼の言葉には、復興の希望が込められています。歌作りを通して、町の楽しい思い出や頑張った日々を歌にすることで、仮設住宅に暮らす人や復興を目指す皆さんに笑顔を届けたいと願っています。
丸山慎二郎氏が代表理事を務めるNPO法人TOKYO L.O.C.A.Lもこのプロジェクトに参加し、8年以上にわたる復興支援の経験を基に支援活動を行っています。持続可能な支援体制を構築することが重要であるとし、地域の人々の笑顔から“希望”を感じたことを語っています。このように、多くの人々が野村町に希望をもたらそうと共に手を取り合い、未来へ向かっています。
クラウドファンディングは12月20日から来年の2月22日まで行われ、コンサートは3月2日に野村小学校で開催されます。また、ミュージックビデオは4月上旬に公開予定です。募金による支援によって、全ての人々に前向きなエネルギーを届けることが期待されています。詳細は
こちらのウェブサイトから確認できます。
この取り組みは、ただの音楽制作ではなく、地域の絆や愛、希望を表現したものです。音楽の力を通じて、野村町の復興に寄与するこの試みは、参加した子供たちや当地の皆様にとっても、心に残る思い出となることでしょう。“がんばってみるけん”というフレーズには、復興に向けての強い意志が込められています。皆さんの応援が、未来の力になります。