暗闇で平和を考える
2025-07-01 14:39:18

広島で平和を考える新体験!暗闇の対話プログラム「PEACE IN THE DARK」

広島での新しい平和体験「PEACE IN THE DARK」



2025年に向けて、戦後80年を迎えた今、平和の大切さを再考する新たな試みが始まります。「PEACE IN THE DARK」は、広島の旧日本銀行広島支店で8月2日から11日まで開催される体験型プログラムです。このイベントは、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」として知られる形式で、参加者は完全に光を遮断した暗闇の中で平和について考える機会を得られます。

平和の記憶を次世代に繋ぐ



この会場は1945年8月8日に「日銀の奇跡」が起きた場所としても有名です。当時、原爆投下直後に通帳を失った市民のために臨時の窓口が設けられた出来事は、広島の人々の誠実さと信頼を象徴しています。しかし、80年が経過した現在、当時の体験を持つ人々の声はどんどん小さくなってきています。高齢者が増え、新たな世代にその思いをどう伝えるかが大きな課題となっています。

「PEACE IN THE DARK」は、暗闇の中で自らの感覚を働かせることで、参加者自身が平和を感じ、考えることを促すプログラムです。過去と現在を結びつけるこの体験は、未来に向けた平和の継承の重要性を高めることを目指しています。

暗闇での追体験



参加者は、1945年の戦前の民家に訪問し、当時の生活道具に触れることで、戦争の悲惨さやそれに伴う人々の思いを感じ取ることができます。このプログラムでは初めて「1945年を見つめなおす光のインスタレーション」を導入。この光が、参加者の中に眠る感情や問いを掘り起こします。

若者へのメッセージ



昨今、若い世代や子どもたちにとって戦争や復興は遠い過去の出来事になりつつあります。『PEACE IN THE DARK』は、戦争を知らない世代との対話の橋渡しを行い、1945年から現在までの時間を考察するきっかけを作り出します。これは単なる知識や情報の伝達でなく、実際に体験した人々の思いを知り、今を生きる私たちがどのように平和を語るかを考える場です。

開催情報



「PEACE IN THE DARK」は、広島の旧日本銀行広島支店で、2025年8月2日から11日までの10日間にわたり開催されます。体験者数は約480名を見込んでおり、各回8名での体験が可能です。参加料金は無料で、詳細は公式サイトから確認できます。

詳細・お申し込みはこちら

一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが主催し、広島市を始めとした多くの機関が共催しています。本プログラムを通じて、広島の声が次世代へと受け継がれるよう心から願います。私たち一人一人が平和を考え、語り合うことの重要性を再確認しましょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
住所
港区 海岸1-10-45アトレ竹芝シアター棟1階
電話番号
03-6231-1640

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