成績向上を実現!育英高校の新しい取り組み
2025年度に関西地域で初めて導入された育英高等学校の「放課後学習支援プログラム」が、早期に成績向上の成果を見せています。このプログラムは、株式会社東京個別指導学院、株式会社ベネッセコーポレーション、そしてClassi株式会社の連携によって実現されたものです。
放課後学習支援プログラムの概要
このプログラムは、中学生と高校生を対象に、個別指導を行うことで学習の定着を図ることを目的としています。東京個別指導学院が運営主体となり、それぞれの学校に合わせた指導法が設計されています。また、ベネッセのアセスメントやClassiの教育プラットフォームを活用し、個別の学習進捗を管理することが可能です。
育英高校の導入経緯
育英高等学校では、部活動が盛んな環境下で、学業との両立を図るために放課後特別講座としてこのプログラムを開設しました。最初の4か月で顕著な効果が見られ、多くの生徒が学業成績を改善しています。
受講生の状況
特に高校1年生97名が受講しており、全体の41%を占めるその数は、学校内での注目を集めています。プログラムは、数学や英語を中心に、定期テストや入試対策を行い、個々の学力に応じた丁寧な指導が行われています。受講生は自分のスケジュールに合わせて受講日時を自由に選ぶことができるため、部活動との両立がしやすいのも魅力の一つです。
成績向上の結果
独自に行われた分析によると、受講生は数学と英語の両教科において、校内偏差値が着実に向上したことが確認されています。特に数学Iと英語コミュニケーションIにおいては、それぞれ0.6ポイント、0.9ポイントの上昇が見られ、非受講生との差も広がっています。
このプログラムの効果的な運用により、受講生は非受講者に比べて明確な成績の向上を示し、1学期の中間考査から期末考査にかけての学習成果が顕著に現れました。
受講生と講師の声
受講している生徒たちからは「講座があるおかげで、勉強への意欲が高まっている」との声が多数寄せられています。講座担当の大学生講師も、近い距離で学生に寄り添った指導を行っていることが、モチベーションにつながっています。
指導者のコメント
育英高校の岡村先生は「放課後特別講座により生徒たちのやる気が引き出された。部活動と学習活動が共存する環境を整えることで、彼らの成績向上に寄与できている」と語ります。生徒たちが自らの成績向上を喜んでいる姿を見ると、取り組みの成果を実感できると話しました。
今後の展望
育英高校では、今後もこのプログラムを継続し、さらなる学力向上を目指していく予定です。生徒一人ひとりが自分のペースで学び続けられる環境を整えることで、学習効果を高めていくことが期待されています。
育英高等学校の放課後特別講座は、未来を担う若者たちの成長をサポートする新たな試みとして、今後も注目を集め続けるでしょう。