物流業界のフレックス
2022-10-05 11:00:01
物流業界の働き方改革、フレックスタイム制度の導入から見える未来
物流業界の働き方改革、フレックスタイム制度導入の現状
物流業界は長年、厳しい納期慣習や条件の中で働いてきましたが、最近では働き方改革の重要性が高まっています。特に2024年問題などの人材に関する課題を抱える中、コクヨロジテムは積極的にフレックスタイム制度の導入を進めています。この制度は、運用が難しいと言われる物流業界においても着実に成果を上げています。
フレックスタイム制度の導入背景
コクヨロジテムは、2009年からオフィス勤務者にフレックスタイム制度を導入し、現在では51%の高い取得率を誇っています。そして、今年初めて配送センター勤務者にもこの制度を導入し、わずか半年で45%を達成しました。これにより、物流現場においてもフレックスタイム制度が「現場でなじむ」ことが証明され、働き方が大きく変わり始めています。特に、この制度によって得られた成果は無視できません。
定着するフレックスタイム制度
配送センターで働く170人を対象に実施したアンケートの結果、57%の人が「働き方に変化を感じた」と報告した一方で、75%が「心身共に余裕が生まれた」と答えています。具体的には「定時より1時間早く帰ることで家族との時間が作れた」「30分遅く出社することで朝の混雑を避けることができた」といった声が多く上がっています。このような実体験が、フレックス制度の更なる定着を後押ししています。
ボトムアップ型の働き方改革
コクヨロジテムのフレックスタイム制度は、上からの命令によるものではなく、現場の社員の声が基になっています。このボトムアップ型のアプローチにより、制度の運用に対する理解も深まります。社員の意見を取り入れた改革は、彼らのニーズに合った働き方の選択肢を提供します。これが、双方向のコミュニケーションを生み出し、多様な人が活き活きと働ける環境の構築に繋がっています。
未来の働き方への情熱
フレックスタイム制度の導入は、物流業界における新しい働き方を模索する一歩です。コクヨロジテムは「働き方の限界」や「可能・不可能」という既成概念を取り払い、多様な人が効率よく働き、ワークライフバランスを達成できる社会の実現を目指しています。今後も社員のライフスタイルに合った立ち位置を示すことで、より良い働き方を提供し続けていく意向です。
この取り組みが物流業界に与える影響は大きな意義があり、今後の変化に期待が寄せられています。物流業界全体がこの流れを受け入れ、フレックスタイム制度が一般化する日も近いかもしれません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社コクヨロジテム
- 住所
- 大阪府大阪市東成区大今里南6丁目1-1
- 電話番号
-
06-6973-9470