聴覚研究の最前線
2024-08-07 22:27:03

聴覚ケアの未来を探る「きこえのミライ シーズン2」配信開始

聴覚の世界は進化を続けており、特に補聴器の技術においては目覚ましい進展が見られます。2024年8月6日、デマント・ジャパン株式会社と茨城大学、岡山大学が共同で発表した「きこえのミライ シーズン2」は、最新の聴覚研究や補聴器の技術について深く掘り下げるオンデマンド動画プログラムです。このシリーズは、聴覚ケアの現状と未来を広く伝えることを目的としており、特に「リスニング・エフォート」など、聴覚認知に関連する研究を取り上げています。

本プログラムのナビゲーターである茨城大学の田原敬准教授は、デンマーク工科大学での研究経験を元に、日本国内においても耳の健康について啓発を推進しています。田原准教授は、聴覚障害児の教育やリスニング・エフォートに関する研究を行うことで、聴覚ケア分野の知識を広めることに尽力しています。また、岡山大学病院 聴覚支援センターの片岡祐子准教授も同様に、耳鼻咽喉科の専門医として聴覚医学の分野で活躍し、多様な年齢層における難聴の理解促進を図っています。

昨年11月から始まったこのプログラムは、シーズン2としてさらなる充実を図っています。取組みの一環として、研究者へのインタビューや実験室の様子も映像で紹介し、聴覚研究の現場から最新のトピックをお届けします。特に、このシーズンではデンマークのエリクスホルム研究センターとも連携し、国際的な視点からの研究が反映されています。

さらに、国内の研究活動や取り組みについても詳しく掘り下げ、聴覚ケアの重要性を広く理解していただける内容となっています。私たちの耳は、日常生活の中で非常に重要な役割を担っていますが、その健康を保つための知識はまだ多くの人に知られていないのが現実です。このような背景の中で「きこえのミライ シーズン2」が提供する情報は、聴覚障害を抱える方々やその家族、そして一般の人々にとって貴重なリソースとなるでしょう。

今後の補聴器技術の進化に期待しながら、聴覚ケアを必要とするすべての人がアクセスしやすい形で情報を届けることが、このプログラムの大きな目的です。「きこえのミライ シーズン2」を通じて、聴覚ケアについての理解が深まり、より多くの人がその重要性に気づくことを願っています。すべての人が快適に音を感じ、コミュニケーションを楽しむ未来の実現に向けて、私たちは今、歩み始めたのです。


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会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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