逸翁のお茶会
2024-08-07 18:02:11

小林一三の茶道と美術を満喫する秋の茶会が開催

2024年10月3日、阪急文化財団が主催する「逸翁秋のお茶会」が小林一三記念館で開催されます。この茶会は、阪急東宝グループの創業者である小林一三の命日に合わせて毎年開催される「逸翁白梅茶会」と異なり、秋を迎えたこの時期に感謝の意を表するとともに、参加者の方々に美術館の特別展も楽しんでもらおうという趣旨で企画されました。

このイベントでは、小林一三が愛した茶の湯を体験できる貴重な機会です。一三は実業家として成功を収めただけでなく、雅号「逸翁」を名乗り、趣味の茶道や俳句を通じて多くの人たちと交流を楽しんだことで知られています。そして、今回の茶会では彼が好んだ日本の文化、特に茶道を感じながら、逸翁美術館で行われる特別展「漆芸礼讃-漆工・三砂良哉-」の観覧も合わせて行うことができます。

特別展では、三砂良哉という漆芸家に焦点を当てています。彼は1887年に西宮で生まれ、伝統的な日本画を学んだ後、漆芸の世界に足を踏み入れました。明治から昭和にかけて、大阪を代表する漆芸家として知られる彼の作品は、絵画的で精緻なデザインが特徴です。しかし、三砂の才能が世に広く認められることはありませんでした。彼の作品は、技巧的かつ創造的で、見る人々を魅了します。

逸翁秋のお茶会は、薄茶席を設け、定員は各席20名、全部で10席が用意されています。参加費はおひとり2,200円で、これは小林一三記念館と逸翁美術館の観覧料を含む料金です。興味のある方は、8月17日(土)から阪急文化財団のホームページで事前申込が開始され、先着順で受け付けられます。各席の詳細については、事前に確認をお願い致します。

この秋、さわやかな季節の中で、茶道と美術、両方を楽しむ大変魅力的な機会です。作家としてだけでなく、コミュニティを大切にした小林一三の精神に触れ、彼の愛した文化を存分に堪能できる一日となることでしょう。ぜひ、この特別なお茶会に参加し、秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。特別展「漆芸礼讃」も同時に行われるので、この機会に漆の美しさとその魅力に触れる好機です。

会場情報は以下の通りです。

  • - 会場: 小林一三記念館、大阪府池田市建石町7-17、逸翁美術館、大阪府池田市栄本町12-27。両館は徒歩数分の距離です。
  • - 開催日: 2024年10月3日(木)
  • - 参加方法: 阪急文化財団のホームページから、事前申込が必要です。


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阪急阪神ホールディングス株式会社
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大阪府大阪市北区芝田一丁目16番1号
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