情報セキュリティは現代の企業活動において、ますます重要なテーマとなっています。その中で、クラウドサービスの普及とともに、適切なリスク管理の必要性も高まっています。株式会社アシュアードが提供するセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」は、企業がクラウドサービスを安全に活用するための新機能をリリースしました。これは、社内の最新のクラウドサービス利用状況を把握するための棚卸しアンケート機能です。
この機能は、ITや情報セキュリティ部門の管理者から、利用部門の責任者に一括で送信できる設計になっており、回答内容は自動的にAssuredの台帳に反映されます。これにより、クラウドサービスの利用に伴うリスクを効率的に管理し、企業全体でのセキュリティの向上を図ることが可能です。
Assuredの最新調査によれば、従業員が1,000名を超える企業では、平均207のクラウドサービスを利用しているとのこと。実に、約2割の企業では500以上ものサービスを活用しています。これらのサービスは日々、機能のアップデートや利用規約の変更などによってリスクが変化します。したがって、企業は情報漏洩やシステム停止といった事故を避けるためにも、クラウドサービスの利用実態を正確に把握し、定期的な評価を行う必要があります。
新たに導入された棚卸しアンケート機能は、クラウドサービスの多様化や利用頻度の変化を把握するために非常に重要です。これまでは利用実態を確認するために、メールや電話で部門への確認を行う必要があり、管理部門にとって大きな負担となっていました。しかし、Assuredの新機能を活用することで、効率的に情報収集ができるようになりました。
この機能の具体的な使い方は、まず企業ごとにカスタマイズしたアンケートを作成することができます。このアンケートには、契約情報、預託データ、認証ルールなどの詳細な項目が含まれており、対象者に一括送信される仕組みになっています。また、未回答の部門に対してはリマインダーを送ることも可能で、実際に回答された内容は台帳に自動的に反映されます。これにより、管理部門は一目で最新の利用状況を把握でき、必要な対応を迅速に行えます。
アンケートの結果を基に、Assuredでは必要に応じて再度セキュリティ評価を実施することが推奨されています。このサイクルにより、企業はクラウドサービスの利用状況を継続的にモニタリングし、評価、運用の見直しを行うことができます。これにより、内部での情報管理やリスク管理の精度が向上し、より安全なクラウドサービスの活用が実現します。
今後も「Assured」は、企業がクラウドを安心して利用できる環境を提供し、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支えるための機能向上に努めてまいります。企業におけるクラウドサービスの安全性が強化されることで、より多くの企業が安心してデジタル化を進められるようになることが期待されます。
【Assuredについて】
Assuredは、SaaSやASPといったクラウドサービスの安全性を視覚化するためのプラットフォームです。専門知識を持つセキュリティ評価チームが、各種ガイドラインに基づき、クラウドサービスのセキュリティ状況を評価しています。企業はAssuredの評価情報を活用することで、自社サービスの安全性をアピールできます。また、Assuredは利用企業とサービス事業者の架け橋となり、安心・安全なクラウド活用を支えています。これは、デジタル化の進展に伴い多くの企業が求めるニーズに応えるものです。