ぐるなびとエプソンが共に生み出す新たな飲食体験
株式会社ぐるなびとエプソン販売株式会社は、飲食店を新たなメディアとして活用する革新的なサービス「ミセメディア」を共同開発しました。このプロジェクトの第一弾として、2025年1月15日より石川県でのサービス提供が開始されます。この試みの背景には、地域資源を活かした飲食店の魅力を伝え、新たな顧客体験を提供することがあるのです。
新たなメディア「ミセメディア」
「ミセメディア」は、飲食店内に大型のプロジェクターやディスプレイを設置し、五感を刺激する形で来店客に情報を届ける新しいメディアです。視覚的なインパクトをもたらし、接客の質を向上させることで、来店客に独自の体験を提供します。昨今のデジタル化が進む中で、企業や自治体は新規顧客への情報伝達に課題を抱えています。特に、検索やフィルタリングの結果、必要な情報が届かない「フィルターバブル」現象が問題視されています。
実際に、街中での試食や地域特産品に関するリアル体験の場が減少している現状を受けて、ぐるなびとエプソンは「ミセメディア」を開発しました。これにより、飲食店が地域の魅力を発信し、顧客に新しい発見を提供する手助けを行うのです。
サービス内容と参画団体
2025年1月15日から石川県と連携し、以下の企業や団体が参加します:
- - 株式会社まつや:石川県の特産品「とり野菜みそ」を使用したメニューを提供。
- - NTG(エヌティージー):地元特産の酒「のとジン」を提供。
- - 石川県:地域振興の一環として参画します。
この期間中、来店客はメニューの映像広告を見ながら、特別に用意された料理を楽しむことができます。さらに、来店客のアンケート提供によるインタラクティブな体験をもとに、飲食店がどのように新たなメニューを展開するかを考える機会にもなります。
店舗情報
「ミセメディア」のサービスは、特に都内や横浜の飲食店を中心に展開されます。例えば、渋谷区では「博多ほたる恵比寿店」や「リリー渋谷」といった店舗が参加します。また、神田駅周辺でも多くの飲食店がこの試みを支持しています。
期待される効果
石川県の観光名所や特産品の情報を映像で紹介することで、来店客に地域の魅力を伝え、「旅行したい」と思わせるきっかけを作ります。石川県の担当者も、このプロジェクトを通じて能登地域の復興支援につながることを期待しています。
双方の展望
ぐるなびとエプソンは、このプロジェクトを皮切りに、飲食業界における新たな価値提供を目指しています。飲食店が持つ可能性を最大限活用し、地域経済の活性化へと寄与することが期待されます。今後、「ミセメディア」は社会インフラとして定着し、すべての客が魅力的な食の体験を享受できるよう活動していくでしょう。
お問い合わせ
ミセメディアに関する詳細は、公式ウェブサイト(
ミセメディア)よりご確認いただけます。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。