高校生が経験する「金融」と「先端医療」の交流
2025年7月25日、福岡市に位置する福岡西陵高等学校の生徒たちに向け、株式会社ドーガンと株式会社サイフューズが共催する特別プログラムが開催されました。このプログラムは、金融、先端医療、スタートアップという一見関連のない分野が実は密接に結びついていることを体験を通じて理解することを目的としています。
プログラムの趣旨と目的
近年、研究機関をもとにしたベンチャー企業が生まれ、金融と先端医療が交差する新たな価値が社会で求められています。このプログラムでは、高校生たちにその重要性を認識してもらうと共に、地元の投資会社とベンチャー企業の連携についても触れ、金融ビジネスがどのように社会に影響を与えるかを考察する機会を提供しました。
株式会社サイフューズとの連携
この特別プログラムは、東京都港区に本社を構えるサイフューズとの協力により実現しました。サイフューズは、九州大学発の先端医療を専門とするベンチャー企業であり、2022年には東京証券取引所グロース市場に上場するなど、急成長を遂げています。彼らは「Cycamp」(サイキャンプ)という教育プログラムを通じて、次世代の研究者や技術者の育成も行っています。
実践的な学びがもたらす体験
プログラムでは、学生たちは天神ビジネスセンターにあるサイフューズの最先端ラボを見学し、バイオ3Dプリンタや細胞製品の製造過程を目にすることができました。この経験は、教科書や座学では得られない貴重な「生きた学び」となりました。
パネルディスカッションでの活発な議論
その後、ドーガンのオフィスで両社の役職者とのパネルディスカッションが行われました。テーマは、「ベンチャー企業の存在意義」、「ビジネスコンテストにおけるターゲット選定」、「チームビルディングの重要性」、「金融と医療のアイデア創出」など多岐にわたり、学生たちが積極的に意見を交わしました。
特に、ビジネスコンテストへの参加を考えている学生にとって、ドーガンとサイフューズの関係性を学べる機会は貴重でした。彼らがどのように協力して新たな価値を生み出しているのかを知ることで、より実践的な視野を持つことができたのではないでしょうか。
探究学習の枠を超えた意味
この取り組みを通して、単なる学ぶ場を提供するだけでなく、実際に社会と接点を持つ重要性を学生たちに実感してもらえる機会となりました。同時に、企業にとっても「探究」の意義を再確認する貴重な経験となりました。ドーガンは、今後も教育プログラムを展開し、次世代の金融人材育成と地域社会の発展に貢献していく所存です。