株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)が主催する「UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Team」が、2025年の「さっぽろ雪まつり」の期間中に開催されることが決定しました。本イベントは、北海道札幌市にある狸小路五丁目の「空き地」で行われ、アイヌ文化の多様な魅力を氷彫刻を通じて発信します。
このイベントは、公益財団法人アイヌ民族文化財団の採択を受けており、外国人観光客を含む多くの観客の来場が見込まれています。札幌の冬の風物詩である「さっぽろ雪まつり」は、昨年約240万人が訪れ、世界的に有名な冬のイベントです。そのため、狸小路五丁目の「空き地」という訪問者が多いエリアでの開催は大変意義があります。
当日は、国際大会で数々の賞を受賞している氷彫刻師7名が、アイヌ文化の世界観をテーマにした氷彫刻を制作します。特にアイヌの伝統模様や象徴などが繊細に表現されており、美しい冬の空間を演出します。さらに、氷彫刻だけでなく、アイヌに根ざした伝統料理や飲み物も楽しむことができ、訪れる人々に五感でアイヌ文化を感じてもらう機会が提供されます。
「UPOPOY Ice Park」では、氷彫刻の展示に加え、アイスバーでアイヌ文化に関連した飲料を提供したり、フードスタンドでアイヌ料理を味わうことができます。また、特別メニューとしてアイヌ料理を現代風にアレンジした料理も用意されており、さまざまな食体験ができます。さらに撮影スポットやツーリストインフォメーションセンターも用意され、外国人観光客のニーズにも応える充実した内容です。
開催日は2025年2月5日(水)から2月11日(火)までの7日間。毎日13時から22時まで開かれ、入場料は無料です。ただし、飲食については別途料金が必要となります。また、2月4日(火)には17時からプレオープンが予定されています。
会場の氷像は、高さ4メートル、横幅12メートルを超える規模で、アイヌの文様やフクロウ、オジロワシといったテーマが用いられています。現代的な照明効果が施されることで、昼夜を問わず美しいビジュアルが楽しめるちょっとした非日常的な空間を創出しています。
HISはこのような文化行事を通じて、アイヌ文化への理解を深める機会を提供し、多面的な文化交流の促進に寄与することを目指しています。ぜひこの機会に、氷彫刻と共にアイヌの魅力を感じてみてはいかがでしょうか。皆様のご来場を心よりお待ちしております。