静岡新聞社、Stibo DXとの提携でニュース提供手法の革新を目指す

静岡新聞社とStibo DXの提携

静岡県静岡市に本社を構える静岡新聞社は、メディア提供の手法を革新するために、デンマークのStibo DXと提携しました。この契約は、2023年3月1日から実施され、メディアエンタープライズプラットフォーム「CUE」の機能を活用するためのものです。静岡新聞社の代表取締役会長である大石剛氏は、この提携がニュース制作の効率性や読者とのエンゲージメントの向上を目指すものであると強調しています。

提携の狙い

静岡新聞社は、変化するメディア環境の中でニュース制作プロセスの最適化に力を入れています。Stibo DXのノウハウを活用することで、ワークフローの効率化やコンテンツ配信の質を高め、様々な読者のニーズに応えるマルチメディア報道機関を目指しています。大石氏は、この提携が会社の長期的なビジョンにどう貢献するかについて述べています。

「ニュースの提供方法を常に進化させることが我々の使命です」と大石氏は言います。

Stibo DXの役割

Stibo DXは、世界中のメディア企業に対して豊富な実績を持ち、特にCUEプラットフォームの日本語対応に注力しています。この提携により、国内のニュースパブリッシング文化にふさわしい形での展開が期待されています。Stibo DXのCCO、ラウ・ハーティング・イェペセン氏は、「静岡新聞社は日本のジャーナリズムの未来を切り拓くリーダーです。この改革を通じて、CUEプラットフォームは静岡新聞社の編集・制作部門における効率化と質の向上に寄与すると確信しています」と語っています。

静岡新聞社の歴史と背景

1941年に設立された静岡新聞社は、様々な地域新聞の合併により誕生した日刊新聞社で、静岡県における情報の主要な源となっています。静岡放送（SBS）などの関連企業とともに静新SBSグループを形成し、テレビとラジオの両方で運営されています。長い歴史の中で、常に地域のニュースを見守り続けた静岡新聞社が、次のステップへ進もうとしています。