エフピコとカノーが切り拓くエコな未来
株式会社エフピコと食品館アプロを運営する株式会社カノーは、環境負荷軽減に向けた新しい取り組みを始めました。この協働プロジェクトでは、大阪府、兵庫県、京都府の合計53店舗で、使用済み食品トレーを回収し新たな食品トレーとして生まれ変わる「トレー to トレー」システムを導入します。これにより、エコトレーなどのエコ製品の使用が促進され、「ストア to ストア」の形での水平リサイクルを強化します。
地域社会のエコリーダーへ
エフピコとカノーは、ただの店舗ではなく「地域のエコリーダー」として、地域環境に優しい取り組みを推進していきます。特に、リサイクル資源の有効利用に重きを置き、持続可能な循環型社会の構築を目指しています。このプロジェクトを通じて、地域の皆が一緒に環境問題に立ち向かい、その影響を軽減させることができるのです。
回収活動の具体的内容
カノーの店舗では、地域の方々が使用済み食品トレーを回収ボックスに持ち込むことができます。ここで集められたトレーは、エフピコによって資源として再利用され、新しいエコ製品に変わります。この流れが循環型の水平リサイクルを実現し、利用者の日常シーンに根付くことを目指します。
2025年6月末には、カノーが約27トンの使用済み食品トレーを回収することで、271トンのCO₂排出量削減にも貢献する見込みです。来期(2026年6月期)には、環境への取り組みに対する地域の理解を深め、回収量を30トンに引き上げることを計画しています。また、エコ製品の使用を拡大し、年間300トンのCO₂排出量を削減する目標も掲げています。
リサイクル啓発活動の拡大
この取り組みをさらに広げるため、全店舗にPOPやポスターを掲示し、リサイクルへの理解を深めるキャンペーンも展開します。お客様が参加しやすく、積極的にリサイクルに関与できるよう努力していく所存です。これにより、地域全体の環境意識も高めていきたいと考えています。
エフピコとカノーの背景
株式会社エフピコ
エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けに簡易食品容器を製造・販売する国内最大手の企業です。CO₂排出量削減や省資源化を進め、持続可能な社会の実現を目指しています。詳細は
エフピコの公式サイトで確認できます。
株式会社カノー
カノーは、大阪府を中心に53店舗を展開するスーパーマーケットチェーンです。「食品館アプロ」をはじめ、地域とのつながりを重視し、親しみやすい店舗作りを目指しています。詳しくは
カノーの公式サイトをご覧ください。
未来への第一歩
このようなエフピコとカノーの取り組みは、地域において持続可能な未来をつくるための大きな一歩です。これからも地域の皆様と共に、エコな社会を実現していくために尽力していくことでしょう。