ワイハウがTerra Chargeの株式を取得し持続的成長へ向けた新たな一歩

ワイハウ、Terra Chargeの株式取得を決定

2025年3月3日に開催される取締役会で、THE WHY HOW DO COMPANY株式会社（以下、ワイハウ）がTerra Charge株式会社（以下、Terra Charge）の株式を取得することを決議した。ワイハウの理念は、「価値創造経営の力で、もう一度豊かになる」というもので、持続可能な成長を追求している。

企業再生プラットフォームとしての戦略

ワイハウは、M&Aの業界において、企業再生と成長を促進するプラットフォーム企業として知られており、長期的な視点でのM&Aを積極的に行っている。また、既存ビジネスの価値向上と新規事業支援を目的としたコンサルティングサービスを開始している。

今回の株式取得は、EV充電インフラ事業で国内最大規模を誇るTerra Chargeに注目する中で決定された。Terra Chargeは、EV充電インフラの確立に向けた重要な役割を担っており、事業の拡大が期待される。

国内EV充電インフラの重要性

経済産業省は、2030年までに30万口のEV充電インフラを整備する計画を打ち出しており、2024年度には前年比2倍以上の360億円をこの事業に投じる予定である。Terra Chargeは、充電サイトオーナーに無料で充電設備を設置するというユニークなビジネスモデルを採用し、既に15,000基以上の充電設備を全国に展開している。このような急成長は、EV業界での同社の影響力を増す一因であり、業界をリードする存在感を示している。

SDGsへの貢献と事業戦略

EV充電インフラの拡充は、持続可能な開発目標（SDGs）の達成に貢献し、脱炭素社会の実現に向けた要素とされている。そのため、Terra Chargeの株式を取得することによって、ワイハウは競争力の強化と持続的な成長を図る狙いがある。現在のような変化の激しい経済環境において、特にEV分野は急速に進展しており、取り組みがカギを握るだろう。

今後、ワイハウはTerra Chargeの株式取得を通じて、EV領域での技術力をさらに強化し、より多くの価値を創出していくことが期待される。企業再生プラットフォームとしてのリーダーシップを確立し、持続的な経営を実現するための戦略を着実に進めていく姿勢を見せている。