鎮魂と復興の花火「白菊」の打ち上げ決定
2024年3月11日に予定されていた鎮魂と復興の花火「白菊」の打ち上げ日が、再調整の結果、7月12日(土)に決定しました。この花火は毎年、岩手県釜石市で行われており、今年も全国からの支援を受けて実現されます。
延期の背景
今年の打ち上げは大船渡市で発生した大規模な森林火災の影響で延期されていました。岩手県が発令した山火事警戒宣言の解除後、6月11日の実施を目指していましたが、様々な要因を考慮し、最終的に7月12日が打ち上げ日として確定しました。
当日のイベント内容
打ち上げ日当日には、釜石市鵜住居町の宝来館において祈りのカフェや、釜石市内の児童生徒からのメッセージ読み上げといった関連行事が行われます。また、SNSを通じての打ち上げライブ配信も予定され、多くの人々がこの特別な瞬間を共有できるよう配慮されています。
白菊の由来
白菊は、シベリアで抑留され亡くなった戦友を弔うために、新潟県長岡市の花火師、故・嘉瀬誠次さんが作り上げた花火です。その後、長岡空襲での慰霊のために打ち上げられ、2020年からは嘉瀬誠次さんのご子息である嘉瀬晃さんの尽力により、東日本大震災の犠牲者を慰霊するために釜石市でも打ち上げられるようになりました。白一色の花火は、祈りと絆の象徴として、多くの人々の心に響いています。
主催・共催・協力
今回のイベントは「3.11祈りと絆『白菊』実行委員会」が主催し、株式会社及川工務店が共催します。また、生活協同組合おおさかパルコープや有限会社嘉瀬煙火工業、合同会社THREE GOATS、岩手日報社、ネクストとうほくアクションなどが協力しています。
まとめ
7月12日の打ち上げが待ち遠しい「白菊」。地域の復興と兼ねて、来場される方々とともに、祈りを捧げたいと思います。何気ない日常の中で、こうした行事がもたらすメッセージの大切さを感じられることでしょう。ぜひ、釜石市で共に特別な夜を迎えましょう!
お問い合わせ
このイベントについての詳細は、宝来館の廣田さん(090-7218-6944)までご連絡ください。また、公式ホームページもぜひご覧ください。(https://shiragikukamaishi.com/)