積水ハウスとマリオット、レインボーフェスタで多様性を称える
2024年10月、大阪で開催された「レインボーフェスタ!2024」に、積水ハウス株式会社とフェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクトが参加しました。このイベントは、IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)が主催する世界総会と連携して行われ、過去最大規模で開催されました。
「レインボーフェスタ2024」は、全世界からLGBTQ+を支援する企業やメディア、旅行代理店、観光局の専門家が集まる場であり、今回はアジア初の開催地として大阪が選ばれ、目を引くプログラムが展開されました。特に、関西地域での開催は多様性を称える重要な機会として多くの参加者を引き寄せました。イベントの一環として、和太鼓や連獅子のパフォーマンスも行われ、参加者たちはアクティブに楽しむことができました。
積水ハウスは「IGLTA世界総会2024大阪」のオフィシャルスポンサーとしても名を連ねており、その特別なレセプションを「W 大阪」で開催しました。さらに、地方創生事業「Trip Base道の駅プロジェクト」を通じて展開している「フェアフィールド・バイ・マリオット」のホテルを参観するツアーを実施しました。この取り組みは、地域の魅力を広げる上でも大きな意義を持っています。
イベント期間中、積水ハウスとマリオットは共同でブースを設け、宿泊券や地元の特産品が当たる抽選会を実施しました。参加者たちは「HAPPY PRIDE」を合い言葉に、お互いに声をかけ合いながらパレードを盛り上げ、多様性を肯定する理念を広めました。この体験を通じて、参加者たちはアライ(Ally)の輪の重要性を実感し、来年はさらに多くのネットワークを広げ、社会にメッセージを送っていく意欲を見せました。
積水ハウスグループは、「わが家」を世界一幸せな場所にするというビジョンを掲げ、ダイバーシティとインクルージョンの推進に努めています。社員はその理念を深く理解し、社会に対しても課題を考える機会を提供することを目指しています。誰もが安心して幸せに暮らせる社会を実現するための活動は、企業としての責任でもあります。
新たな取り組み
積水ハウスでは、2023年3月にアライのネットワーク「S-Allyサークル」を開始し、社内での情報共有や交流を推進しています。これにより、LGBTQに関する理解が深まる場を作り、活動をより活性化させています。また、2023年8月以降、性同一性障害特例法の要件緩和に賛同し、トランスジェンダーの人々の権利を守るための活動にも参加しています。さらに、積水ハウスはPRIDE指標で2年連続で「レインボー認定」を取得しており、その評価を会社全体に広める努力を続けています。
一方、フェアフィールド・バイ・マリオット道の駅プロジェクトでは、2024年4月に外部講師を招き、LGBTQに関する研修をオンライン・オフラインで開催する予定です。全29のホテルのスタッフを対象に、情報交換や知識の向上を図る取り組みも行われています。これは、地域におけるLGBTQツーリズムの発展にも寄与する重要なプログラムです。
積水ハウスとフェアフィールド・バイ・マリオットの連携によって、未来の多様な社会に対する理解と支援が広がりつつあります。これからも、ダイバーシティを尊重し、誰もがイキイキと生活できる社会を目指し続けます。