日本発の植物性バター「Better Than Butter」が米国登場
2026年1月20日、株式会社ブラウンシュガー1STが、新たに開発した植物性バター「Better Than Butter」がカリフォルニア州の高級スーパーマーケット「Pavilions」で発売されました。この製品は、ココナッツ由来の素材で作られており、バター好きが手軽に使える味わいと質感を持っています。
「Better Than Butter」は、塩ありと無塩の2バリエーションで展開され、特に注目すべきはその親しみやすいデザインとクリーンな原材料設計です。これにより、バターを手に取るように、誰でも気軽に選択できる一品となっています。
誰にでも使いやすいバターの選択肢
米国は現在、植物性食品が特定の思想に基づくものではなく、一般的な食品カテゴリーとして受け入れられるよう変化しています。「Better Than Butter」はその流れの中で、バターと同じ棚に並ぶことで、多くの人に試してもらいやすくなっています。また、家庭用だけでなく、業務用の製菓、製パン、外食業界でも利用が広がっているのです。
特に業務用では、「安定して使えるか」や「工程に無理なく組み込めるか」といった実用的な要素が重視され、植物性油脂もその条件を満たすことが求められています。「Better Than Butter」は、業務用に特化して開発されてはいませんが、バターを普段から使っている人やプロの厨房でも違和感なく使用できるよう配慮されています。
日本発・世界展開の展望
日本国内では、2023年3月から一般発売を開始し、2030年までに全国3000店舗への導入を計画しています。一方で、米国市場には2026年前半から西海岸に販路を広げ、後半にはニューヨークを起点に東の地域へも訴求を強化する予定です。同社の目標は、2030年までに世界のバター市場の5%をよりサステナブルな選択肢で置き換えることです。
また、米国市場での展開には食品ディストリビューター「KeHE」を通じて行われ、品質基準が厳しい点も安心材料となります。ブラウンシュガー1STの代表荻野みどり氏は、「今回の米国進出は、私たちにとって新たな出発点に過ぎない」と語り、持続可能な食文化の発展に対する強い意志を示しています。
未来につなぐ豊かな食文化
「Better Than Butter」は、日本のココナッツオイルのパイオニアとして培った知識とネットワークを基に開発され、多くの消費者に愛される商品を目指しています。フィリピンでの生産により、現地の人々と共に作り上げたこちらの製品は、豊かな自然が育んだココナッツを主原料とし、製品には環境とコミュニティへの配慮も含まれています。
荻野氏は「バター好きな人が満足できる味を追求した」と語り、家庭の食卓や業務現場で長く信頼される存在を目指しています。これにより、子どもたちの未来に向けて、豊かな食文化のバトンをつなぐことを願っています。
このように、植物性バター「Better Than Butter」は、ただの代替品ではなく、新たな時代の食のスタンダードとして位置づけられ、今後の展開が非常に楽しみです。