恐竜足跡の発見!
2026-04-06 15:56:28
岡山理科大学が発見した恐竜足跡が示す白亜紀前期の生態系
岡山理科大学が明らかにした恐竜足跡の発見
2024年4月、岡山理科大学とモンゴル科学アカデミー古生物学研究所、モンゴル国立大学の共同研究チームがモンゴル北部で驚くべき発見をしました。約1億2千万年前に生息していた恐竜の足跡化石を発見し、大型植物食恐竜(竜脚類)と肉食恐竜(獣脚類)が同じ地層面に存在したことが確認されたのです。この発見は、当時の恐竜生息域がモンゴル北部まで及んでいたことを示す重要な証拠となります。
研究チームはサイジュラハ地域で70年前に存在が確認されながら、その後行方不明となっていた恐竜足跡の産地を特定し、精密な調査を実施しました。報告書には、かつて2ページの発表があったものの、詳細な記載が少なく、再調査の機会はありませんでした。しかし、現地の人々の協力も得て行われたこの調査によって、新たに大型獣脚類と竜脚類の足跡が見つかったのです。
踏み固められた湖床に残された足跡は、白亜紀前期(約1億2千年前)の巨大な湖の堆積物であるシネフダグ層の中にあり、当時の湖の水位変動を示唆しています。この地域は、環境が非常に温暖だった1億2千万年前の地球を背景に、被子植物の進化が生態系に大きな影響を与えていた時期にあたります。
今回の発見により、モンゴルは白亜紀前期における重要な生態系の中心であったことが明らかとなり、北米とアジアを結ぶ生態変遷の研究に大きく寄与することが期待されています。発見された足跡は31個で、大型竜脚類の2頭と大型獣脚類の5頭の痕跡が残されていました。
特に、竜脚類の足跡は大きさがほぼ同じであり、2頭が同じ方向に歩いたことを示しています。これは、先に歩いた個体がその後を同じ軌跡で通ったことを示す珍しいケースであり、実際にゾウなどでも見られる行動です。また、獣脚類の足跡からは、指の広がりや歩行方向の無秩序さが観察され、集団での行動の証拠はありませんでした。
これまでの研究では、白亜紀前期の化石は非常に限られ、モンゴルだけでなく東アジアでもほとんど確認されていませんでした。しかし、今回の発見により、大型肉食恐竜がこの地域に分布していたことが明確に示されたことになります。
今後の調査では、周辺地域における骨化石の発見に期待がかかります。研究チームは、足跡化石のさらなる発見を目指し、調査を続けていく予定です。先進的な化石研究は、古代の生態系を解明するだけでなく、恐竜の生態と進化の理解にも寄与すると考えられています。
今回の研究成果は、2026年3月19日付けの国際学術誌『Ichnos』に掲載される予定です。著者には岡山理科大学の研究者たちが名を連ねており、今後の研究展開が期待されます。この発見は、恐竜研究における新たな一歩を示すものであり、広がり続ける古生物学の魅力を再確認させてくれます。
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