メイドカフェが訪日外国人観光客と聴覚障がい者へ新たなおもてなしを開始

メイドカフェが目指す新しい「おもてなし革命」

訪日外国人観光客と聴覚障がい者に向けた新たなおもてなしの試みが始まります。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社とインフィニア株式会社の共同プロジェクトとして、メイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」が言葉の壁を取り払うための取り組みを実施します。この取り組みは、特に春節などの大型連休に合わせて、多言語でのコミュニケーションを可能にし、文化に触れる観光体験を促進することを目指しています。

訪日観光客の増加と新しいコミュニケーションの形

2024年には訪日外国人観光客数が3000万人を超える見通しです。特に、中国、ドイツ、フランス、インド、ブラジルなどの非英語圏からの観光客が増加しています。こうした観光客たちが日本文化を存分に楽しむためには、コミュニケーションの改善が必須です。

特に中国の春節は、多くの中国人観光客にとって特別なイベントであり、このタイミングでの施策開始は非常に意義深いものとなります。

言葉の見える化とダイバーシティの重視

あっとほぉーむカフェは、これまでも聴覚に障がいのある方々に楽しんでもらえるよう、非言語コミュニケーションを意識していました。しかし、やはり言葉の壁が体験価値を制限していることは否めませんでした。そこで、「言葉の見える化」施策を導入することにしました。これにより、聴覚障がいの方々も安心して楽しめる環境を整え、誰でも楽しめるメイドカフェを実現します。

リアルタイムAI翻訳でグローバルに

本プロジェクトでは、最新の技術を駆使した100以上の言語に対応したリアルタイムAI翻訳ツール「VUEVO Display」を導入します。これにより、「ありがとう」や「かわいい」といった日本語の魅力を、言語の壁がなく直接伝えられるようにします。さらに、会話内容がリアルタイムに表示されることで、聴覚障がいのある方々にも安心して参加できるコミュニケーション環境が整います。

開催概要

この新しい取り組みは、2025年1月29日から3月31日まで、秋葉原の「AKIBAカルチャーズZONE R」で実施されます。メイドカフェの魅力を多彩な文化背景を持つ人々に体験してもらえることを目指し、全ての人に楽しめる空間を提供します。

インフィニア株式会社の代表取締役である深沢孝樹氏は、「あっとほぉーむカフェでの新しい言語バリアフリーの取り組みに興奮を覚えています。言葉の壁を越えて、多くのお客様にメイドカフェの魅力を体験していただけると信じています」とコメントしました。

ピクシーダストテクノロジーズの技術力

「VUEVO Display」は、ピクシーダストテクノロジーズによって独自に開発された技術であり、双方向のコミュニケーションをより円滑に進めるためのツールです。この技術によって、非英語圏からの観光客や聴覚障がいを持つ方々が、より豊かな体験を享受できる環境が整うことになりました。

日本のメイドカフェ文化が、多様な訪問者にとってもアクセスしやすいものに進化することで、さらなる国際交流が生まれることを期待しています。

この革新的なおもてなしの取り組みが、訪日外国人にとって忘れられない体験となることを願っています。

会社情報