国立大学法人岡山大学が主催する「AI-HPCパートナーズ」の第2回ミーティングが、2026年1月19日に津島キャンパスの創立五十周年記念館で開催されました。このミーティングは、AI(人工知能)とHPC(High Performance Computing)を応用した研究者や技術職員の交流を促す目的で行われています。
この研究拠点は、AIやデータ駆動型計算、シミュレーション研究に関心を持つ多様な参加者にとって新たな共同研究の場として機能しています。この日のミーティングには約30名の教員や技術職員、URA(University Research Administrator)など多様な背景を持つ参加者が集まりました。
開会に先立ち、世話人である関本敦准教授が挨拶を行い、AI-HPC計算基盤の重要性と研究拠点の形成に向けた取り組みが紹介されました。加えて、ヨーロッパのスーパーコンピュータインフラであるPRACEや、日本のHPCI(High Performance Computing Infrastructure)についての利用経験も共有されました。
次に行われた講演では、モルゲンロット株式会社のCTO、伊藤寿氏が「AI・HPC向け計算リソースの見える化、共有、取引へ〜新しい分散コンピューティングのかたち」と題した講演を行いました。続いて、岡山大学AI・数理データサイエンスセンターの部門長、嶋吉隆夫教授が「学術用計算資源ひとめぐり」とのテーマで知見を提供しました。
講演後には「AI-HPC計算機利用相談会」が行われ、参加者同士での活発な意見交換が行われました。この交流は、参加者がスパコンやAIの活用方法について理解を深める大変貴重な機会となりました。
「AI-HPCパートナーズ」の取り組みは今後も続き、次回の第3回ミーティングでは今までの成果をもとに、Cypherとの合同開催や招待講演、ポスターセッションが予定されています。
また、技術交流会としては、初心者向けのワークショップやGPGPUハンズオン、GPUミニキャンプを計画しており、地域の研究者を対象に人材育成を図る方針です。
参加を希望する研究者や技術職員にとって、AIやデータ駆動計算の発展に寄与するこのプロジェクトは、多大なる可能性を秘めています。岡山大学は地域の中核を担う特色ある研究大学として、今後も多様な研究者との協力を期待しており、AI-HPCのフィールドで新たな挑戦を続けていく意向です。