災害対策の最前線、減災ソリューションズの挑戦
元内閣危機管理監の髙橋清孝氏と減災専門家の加古嘉信氏が共同で立ち上げたスタートアップ、株式会社減災ソリューションズは、2024年10月9日に開催される「危機管理産業展2024」で、最新のAI技術を搭載した「GENSAI-Platform™」と人命救助訓練のための「Rescue Training Module™」を初めて公開します。この二つの革新的なプロダクトの開発には、二人の専門家の長年にわたる経験と情熱が息づいています。
「GENSAI-Platform™」の革新
髙橋氏は災害現場における情報の混乱が人命を左右することを痛感してきました。東日本大震災や熊本地震など、数々の大型災害を経た彼は、「正確な情報の共有」が生死を分ける重要な要素であると強調します。
そのため、減災ソリューションズでは、AIを活用して災害時の情報を迅速に収集・解析し、関係機関に即座に提供するシステム、「GENSAI-Platform™」を開発しました。このプラットフォームは、発生した災害に関連する膨大な情報を一元化し、リアルタイムでの共有を実現します。これにより、救助活動の迅速な展開や、リソースの効果的な配分が可能になります。後述のように、これは災害救助の現場で大きな役割を果たすことが期待されています。
人命救助のための新たな訓練システム
一方、加古氏は、阪神淡路大震災の被災経験から得た教訓を活かし、実践的な救助訓練ができる装置「Rescue Training Module™」を開発しました。このモジュールは、倒壊した家屋の状況を安全に再現できるもので、消防や警察、救助団体のメンバーが、リアルな環境での救助訓練を行うための革新的な設備です。
危機管理産業展2024での出展
危機管理産業展2024では、「GENSAI-Platform™」のデモと「Rescue Training Module™」の模型展示を通じて、訪問者にこれらの新しい技術の有効性を直接体験してもらいます。髙橋氏や加古氏のプレゼンテーションでは、彼らの技術に対する熱い思いと背景についても語られる予定です。
減災ソリューションズの未来へのビジョン
減災ソリューションズは、迫り来る災害から「ひとりでも多くの命を守る」ことを理念に掲げています。「GENSAI-Platform™」と「Rescue Training Module™」はそのための重要なツールですが、最も重要なのはこれらの技術を実際に利用する人々の訓練と能力です。
会社は、技術革新に加えて減災教育にも力を入れ、社会全体の減災力の向上に貢献することを目指しています。
会社情報
株式会社減災ソリューションズは、2024年5月に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。今後もさらなる技術開発を行い、より安全な社会を築くための取り組みを続けていくことでしょう。公式ウェブサイトは
こちらです。