武庫川女子大学とKCJ GROUPの包括連携協定
兵庫県西宮市に位置する武庫川女子大学は、社会体験施設「キッザニア甲子園」を運営するKCJ GROUPと2025年5月21日、包括連携協定を締結しました。この協定は、地域の発展や人材育成に寄与することを目的としています。
2009年からの連携の歴史
2009年にキッザニア甲子園が開業して以来、両者は多方面での連携を進めてきました。学生のアルバイトやインターンシップを通じた人材育成、講義でのフィールドワーク、そして地域との合同避難訓練的な取り組みが続いてきました。これらの経験を経て、KCJ GROUPが掲げる「すべてのこども達に最高のエデュテインメント体験を提供し、豊かな未来社会に貢献する」というビジョンと、武庫川女子大学の「自ら考え、動く」という人材育成方針が一致していると判断し、今回の協定締結に至ったのです。
教育・研究分野での実践
協定に基づく具体的な取り組みの一つに、2025年8月7日に行われる大阪・関西万博の「Matsuri」で、キッザニア主催の「こどもミライ祭り」があります。このイベントでは、武庫川女子大学健康・スポーツ科学部の学生たちが、キッザニア甲子園のダンスチーム「Zany8」と共にインクルーシブ・ダンスを創作し、ダンスを通じた共創の活動を行います。このような活動は、双方の強みを活かしながら地域社会と未来の子どもたちを繋げる重要な役割を果たすことでしょう。
具体的な連携内容
本協定では、教育や研究、社会貢献に関する協力事項が明示されています。これには以下の点が含まれます:
1. 教育、研究、文化、芸術、スポーツの振興
2. 武庫川女子大学の人材育成、実習・実践学習
3. KCJ GROUPの人材育成・研修
4. 双方が必要と認める事項に関する協議
未来に向けた連携プログラム
武庫川女子大学とKCJ GROUPの間では、2025年の間に様々なプログラムが予定されています。具体的には、TEAM EXPOとしての協力、ジェンダー平等推進のための職業体験、次世代女性起業家育成に向けた連携が挙げられています。これらの活動は、学生や地域の人々に新しい学びの場を提供することとなり、双方の発展にも寄与することが期待されています。
終わりに
今回の包括連携協定により、武庫川女子大学とKCJ GROUPはより深いパートナーシップを築くことができるでしょう。そして、このコラボレーションが地域社会にもたらす影響は計り知れません。新たな教育の形が生まれつつある現在、双方の取り組みに注目が集まります。