東京のスタートアップ支援「キングサーモンプロジェクト」第5期に新たな挑戦者登場
東京都が推進するスタートアップ支援事業「キングサーモンプロジェクト」は、国内のスタートアップを対象に、共同プロジェクトを通じて成長を促す取り組みです。今年度の第5期には、新たに2社の革新的なスタートアップが採択され、これによって計9件のプロジェクトが発表されることとなりました。これにより、当プロジェクトは引き続き、東京の課題解決型スタートアップのロールモデルを育成しているのです。
採択されたスタートアップの紹介
1. オモテテ株式会社
オモテテ株式会社は、「生理の時でも手ぶらで外出できる都市インフラサービス」の構築を目指しています。このプロジェクトでは、Tokyo Innovation Base(TIB)において、生理用品をトイレの個室内で簡単に入手できるIoTサービスを導入する予定です。この取り組みは、海外のスタートアップやエコシステムプレーヤーを巻き込んで、生理を取り巻く環境を改善することを目指しています。
社名の意味は「未来のあたりまえを実装すること」で、様々なトイレにおいて生理用品をスマートフォンを通じて取得可能にするサービス「unfre. (アンフリ)」を展開し、より快適な生理ライフの実現に向けて取り組んでいます。
詳細:
オモテテ株式会社公式サイト
2. 株式会社MamaWell
もう一つの採択スタートアップ、MamaWell株式会社は、妊娠をサポートするために、ヘルスデータを活用し、専属の助産師からオンラインでの支援を提供するサービスを展開しています。彼らのミッションは、全ての妊婦が自分らしく健康的に妊娠生活を送れるようサポートし、心穏やかに子育てができる環境を整えることです。
具体的には、渋谷区内の妊婦とそのパートナーに対して、個別の健康管理プランと妊婦専属の助産師によるオンライン面談・チャットサポートを提供。これにより、妊婦とそのパートナーのヘルスリテラシーの向上を目指しています。
詳細:
MamaWell公式サイト
事業の流れと今後の展望
「キングサーモンプロジェクト」は、協働促進サポーターによる書類審査を経て、都内行政現場と採択企業とのマッチングを行い、ピッチ審査を通過した企業がプロジェクトに参加します。東京都はファーストカスタマーの役割を果たし、スタートアップのプロダクトやサービスの有効性を検証。
また、海外展開を見据えた成長戦略の策定や展示会への参加・出展もサポートし、成功事例として広く発信していきます。これにより、東京都はスタートアップ企業を支援する地方自治体としてのモデルケースを確立し、新たなビジネスの可能性を探ります。
最後に
協働プロジェクトの詳細については、東京都の特設ページにも掲載される予定です。キングサーモンプロジェクトは『未来の東京戦略』の一環として推進されており、スタートアップ都市・東京というビジョンを具体化するための重要な施策となっています。
詳細リンク:
キングサーモンプロジェクト特設ページ