大分バス株式会社が初のEV大型路線バスを導入
大分市に本社を置く大分バス株式会社は、この度、株式会社EVモーターズ・ジャパンから大型路線EVバスを1台導入しました。この新しいEVバスは、大分市内の鶴崎および明野・パークプレイス方面の路線での運行を予定しており、2025年3月中旬以降にサービスを開始する見込みです。
このバスの納車は2025年3月12日に行われ、大分バスの代表取締役社長である高寄和弘氏が出席した出発式は、多くの地域関係者に注目されました。EVバスは、持続可能な地域社会の実現に向けた大きな一歩であると位置付けられています。
環境に優しい移動手段
EVバスの導入は、CO2排出削減に寄与すると同時に、利用者に快適な移動手段を提供することを目指しています。この取り組みは、エコロジーと利便性を両立させた公共交通機関として、高く評価されるでしょう。
マスコットキャラクターの採用
さらに、バスの外装には、大分バスのマスコットキャラクター「のるっちくん」と「のろっかちゃん」がデザインされています。これにより、地域に親しみやすい移動手段としての認知度を高める工夫が施されています。
車両の仕様
導入された大型路線EVバスの概要は以下のとおりです。
- - 車両名:F8 series2-City Bus
- - 車長:10.5m
- - バッテリー容量:210kWh
- - 航続距離:280km(定速60km/h、負荷重500kg、エアコンオフ時)
この車両の航続距離は、実際の走行状況や環境により変動する可能性がありますが、十分な運用が期待されています。
会社の取り組み
大分バスは、公共交通機関として地域に根ざしたサービスを提供することを重視しています。安全で安心な運行、そして快適なサービスを継続的に向上させることで、地域の皆さまが利用しやすい公共交通を目指してまいります。これは、地域の発展に貢献する重要な役割を果たすものであり、今後の展開が期待されています。
EVモーターズ・ジャパンの役割
今回のバス導入を担当した株式会社EVモーターズ・ジャパンは、福岡県北九州市に本社を置く会社で、2019年に設立されました。電気自動車の販売やメンテナンス、自動運転バスの開発など、幅広い事業を手掛けています。今回のEVバスは、同社の技術力を生かし、より良い公共交通サービスの実現を目指していると言えます。
計画された運行開始が迫る中、地域社会の皆さんにとっても大きな期待が寄せられるEVバスの導入。今後も大分バス株式会社は、持続可能な公共交通の未来を目指し、環境エネルギーの普及に貢献していくことでしょう。