AI旅行プラン作成アプリ『AVA Travel』、チェンジホールディングスとの資本提携を発表
概要
AIを駆使した旅行プラン作成アプリ『AVA Travel(アバトラベル)』を運営するAVA Intelligence株式会社は、株式会社チェンジホールディングスとの業務提携を前提とした資本提携を行ったことを発表しました。この提携は両社の強みを活かし、観光業界をデジタルトランスフォーメーション(DX)の観点からさらに推進することを目指しています。
資本提携の背景
AVA Intelligenceは、「Discover The Best For You」というミッションを掲げ、自社のアプリを通じて、個々のユーザーに最適な旅行体験を提供することを目指しています。2024年7月に開催予定のスタートアップカンファレンス「IVS2024 KYOTO」では、生成AIを利用したピッチイベントで優勝するなど、注目を集めている企業です。今回はチェンジホールディングスとの提携を通じて、観光業界全体の発展に寄与することが期待されています。
提携によるメリット
これにより、チェンジホールディングスグループのトラストバンクが運営するふるさとチョイスなどを活用し、全国各地のユニークな体験型返礼品を、顧客の情報を元にした個別提案が可能となります。また、旅行プラン作成機能を自治体の公式観光サイトとも連携させ、AI技術を生かした訪問者向けのサービスを提供していく計画です。
業務連携の詳細
両社の今後の業務連携内容には以下のような項目が挙げられます:
1.
パーソナライズされた提案: トラストバンクが運営するふるさとチョイス・チョイストラベルに掲載された全国の体験型返礼品を、寄附情報などに基づいて個別に提案し、販売するための実証実験(Proof of Concept, PoC)を実施します。
2.
自治体観光サイトとの連携: 株式会社トラベルジップが自治体公式観光サイトの訪問者に対し、AIを用いた旅行プラン作成機能を提供します。これにより、地域の観光促進にも貢献することが見込まれています。
チェンジホールディングスとは
チェンジホールディングスは、2003年4月に設立され、デジタル変革および地方創生をミッションに掲げています。特に「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、様々なDX施策を推進しており、デジタル人材育成や業務プロセスの革新に力を入れています。また、その中核となる事業は、NEW-ITトランスフォーメーションと呼ばれています。
AVA Travelについて
『AVA Travel』は、旅行プランの作成をAIがサポートする便利なアプリです。ユーザーの好みや条件を基に、最適な観光スポットや宿泊先、グルメ、交通手段などを選定し、スムーズに旅行プランを作成することができます。これまで時間を要していた旅行計画も、瞬時に形にすることが可能になります。アプリはiOSおよびAndroidで利用でき、無料のダウンロードが可能です。
まとめ
AVA Intelligenceとチェンジホールディングスの資本提携は、観光業界におけるビジネスモデルの革新を促進し、AI技術の導入によって新しい旅行体験を生み出す契機と期待されています。今後の展開にぜひ注目していきたいと思います。