太陽光発電所管理システムの事業譲渡
2025年4月24日、エナジー・ソリューションズ株式会社が、野原グループ株式会社から再生エネルギー事業及び太陽光発電所管理システム「SUN SUN GUARD 20」(以下、SSG20)を譲受することが発表されました。この譲渡は2025年3月31日に正式に合意され、4月末を目処に資産や運営契約を承継する手続きが進められる予定です。
エナジー・ソリューションズの代表取締役社長である森上寿生氏は、「SSG20は、太陽光発電所のO&M業務を効率化するための重要なツールです」とコメントしています。日本では再生可能エネルギーの比率が増加しており、特に太陽光発電は重要な役割を担っています。そのため、適切かつ効率的な管理が要求される中、SSG20の導入は非常に大きな一歩となるでしょう。
SSG20の魅力
SSG20は、次のような特徴を備えています。
- - クラウドベースの管理: クラウドサービスを通じて、複数の発電所を一元管理でき、データの半永久的保存が可能です。
- - 報告書・写真台帳の自動作成: 現場からの報告は、図面マーカ位置や写真とともに自動的に報告書にまとめられます。これにより、印刷や送信が容易になり、業務効率が上がります。
- - 点検端末からのデータ管理: 現場のスマホやタブレットに管理者が設定した内容がダウンロードでき、報告内容の入力も効率化されます。
さらに、SSG20は2024年11月に、太陽光発電において初の製品評価技術基盤機構(NITE)によるスマート保安技術カタログに登録されるなど、高い評価を受けています。このことは、インシデント・リペア管理やO&M業務の実行を支える技術であることを示しています。
エナジー・ソリューションズのビジョン
同社は再生可能エネルギーの導入から運用管理まで幅広いソリューションを提供し、環境保全に寄与しています。今後は、SSG20と他のシステムとの連携を進め、AIによる故障診断や予知機能を加えたスマートな管理システムを実現することを目指しています。さらには発電事業支援業務を全うし、電力の安定供給に寄与することが期待されています。
さらに、エナジー・ソリューションズ株式会社は、スマートハウスの支援サイトや蓄電池システムの開発など多岐にわたる事業を展開しています。
企業情報
エナジー・ソリューションズ株式会社
- - 設立: 2010年2月
- - 資本金: 1億円
- - 代表取締役社長: 森上寿生
- - 所在地: 東京都千代田区神田駿河台2-3-11
- - 事業内容: 再生可能エネルギー導入、エネルギーマネージメント、蓄電池システムなど
SSG20の導入によって、エナジー・ソリューションズは再生エネルギー分野での一層の成長と発展が期待されます。今後のサービスの展開に注目が集まります。