原田武夫の新刊「北朝鮮VS.アメリカ」の魅力
元外交官で現役の戦略アナリスト、原田武夫氏の最新著書「北朝鮮VS.アメリカ」が、2024年1月8日に刊行されました。本書は、北朝鮮と米国の関係、特に「偽米ドル」事件を中心に、大国間のパワー・ゲームを深く掘り下げています。原田氏はこれまでに15冊以上の著作を発表しており、その知識と経験を元にした分析は、多くの読者に支持されています。
新刊の背景とポイント
本書では、2007年1月に始まった北朝鮮と米国の急接近をテーマにしています。この状況の裏には、北朝鮮が関与するとされる「偽米ドル事件」が存在し、アメリカは金融制裁を講じるに至りました。これに関して日本でも多くの議論が交わされていますが、原田氏はその裏にある事実を明らかにすることを目指しています。
特に、日本における「北朝鮮犯人説」を巡るストーリーを通じて、情報戦の一環として日本人がどのように考え、行動すべきかを問いかけています。興味深いことに、2007年5月にスイス警察が公表した白書により、この犯人説が真っ向から否定されたことはメディアではあまり取り上げられていません。このような事実の隠蔽が、一般の理解にどのように影響しているかを考察することが求められています。
インターネット時代の市民インテリジェンス
今の時代、情報は容易に手に入るが、その情報を正しく分析し、行動に結びつける力が求められています。原田氏は、インターネットを活用した情報収集や分析の重要性を強調し、「市民インテリジェンス」の概念を提唱しています。これは、一般市民が自らを守るための情報リテラシーを身につけることの必要性を訴えるものであり、本書はそのための指南書とも言えます。
大規模講演会の開催
新刊の発表を記念して、原田武夫国際戦略情報研究所は東京、大阪、名古屋において大規模な講演会を開催します。講演では、「偽米ドル事件」や日本の情報界の現状、今後の展望について語られる予定です。参加者は、最新の情報を知り、自らの意見を形成するための貴重な機会となることでしょう。
講演会の日時・場所
- - 東京: 1月19日(土)杉並公会堂大ホール
- - 大阪: 1月26日(土)大阪科学技術センター大ホール
- - 名古屋: 1月27日(日)AP名古屋
各会場は、インターネットやメディアの普及によって変わりゆく情報環境の中で、多くの参加者にとって新たな知見を得る場となることが期待されます。
原田武夫とIISIAの活動
hofIISIA(原田武夫国際戦略情報研究所)は、2007年に設立された独立系シンクタンクです。原田氏はここで、金融インテリジェンスに関するコラムや講演を通じて、一般の人々に向けた情報リテラシー向上に取り組んでいます。彼の活動は、単なる専門家の意見を超え、多くの人々に影響を与える存在となっています。
最後に
新刊「北朝鮮VS.アメリカ」は、現代の情報社会において私たちがどのように情報を扱うべきか、その重要性を教えてくれる一冊です。原田武夫氏の洞察に富んだ言葉は、読者に深い思考を促し、未来を考えるきっかけとなるでしょう。興味のある方は、ぜひ講演会にも参加してみてください。