東京都が誘う！中小企業とデザイナーが手を組むデザイン経営スクール

東京都では、中小企業とデザイナーの力を結集させた「デザイン経営スクール」が、2025年に6期目を迎えます。このプログラムは、中小企業がデザインの力を経営に組み込む方法を学ぶためのもので、実践的な内容になっています。公益財団法人東京都中小企業振興公社が主催するこのスクールは、2025年6月10日から7月18日までの期間で参加者の公募を行い、受講期間は2025年8月28日から12月19日までの全10日間です。受講内容は、ただ学ぶだけではなく、実際に自社の強みを見つめ直し、顧客や社会のニーズを捉え、仲間と共に挑戦することを目的としています。近年、100社以上の中小企業とデザイナーが受講し、修了生の満足度は驚異のほぼ100％という高評価を誇ります。これまで誕生したさまざまなアイデアもあり、例えば手帳製作事業者が共同開発した「心のもやもやをレンジでちーんと成仏させるノート」や、子ども目線を考慮した照明「Kids lighting」など、魅力的なプロジェクトが生まれています。デザイン経営スクールの理念は、「中小企業の経営にもっとデザインを！」です。経営においてデザインはただの装飾ではなく、企業のアイデンティティや強みを引き出す重要な要素であると位置付けられています。受講企業は、デザイン人材を持たない場合でも、専門的な知識を有するデザイナーと協働し、経営に直結するデザイン力を学ぶことができます。第6期目のスクールでは、清水覚氏を総合監修に迎え、カリキュラムを大幅にリニューアルしました。高橋晋平氏や金谷勉氏、Makuakeの石山万達氏など、革新的なアイデアを持つ著名な講師陣が新たに参加し、更に質の高い学びの場を提供します。また、修了生がインストラクターとして各チームに伴走し、リアルな体験を通じて学ぶことができる点も大きな特徴です。募集は中小企業およびデザイナーの双方を対象としており、各10社を受け入れ予定です。定員に達し次第締切とし、受講料は50,000円（税込）。リアルな研修が行われ、東京・秋葉原駅周辺の会場での実施が予定されています。さらに、スクールに興味のある方には、事前に体験できるプレセミナーも用意されています。この無料のイベントはオンラインと対面のハイブリッド形式で開催され、デザイナーおよび企業の参加を歓迎しています。新たなデザイン思考を手に入れ、次のステージへ挑戦するチャンスをお見逃しなく。詳細情報や申し込みについては、東京都中小企業振興公社の公式サイトをご覧ください。デザインという視点から、中小企業の可能性を広げ、共創を促進するこのスクールは、参加者に新しい気づきと出会いを提供します。デザイン経営が中小企業にどのような革命をもたらすのか、ぜひその目で確かめてみてください。