榊間みどり選手、アジア大会での輝かしい成果
滋賀県大津市にある「かたた駅前翔裕館」で介護士として働く榊間みどり選手が、2024年9月に開催されるアジアエクイップ・クラシックベンチプレス選手権大会で“ベストリフター”に輝きました。この栄誉は、彼女の約1年間の厳しいトレーニングの成果です。特に、昨年11月に本格的に競技を始めてから、滋賀県大会や全国大会を勝ち抜いての成果は見事です。
榊間選手がベンチプレスを始めたきっかけは、コロナ禍によるものでした。元々体を動かすことが好きで、仲間とフットサルを楽しんでいた彼女ですが、個人でもできるスポーツを探している時にベンチプレスを選択しました。
介護士としての多忙な毎日
榊間選手は、介護士として夜勤もあり、主婦として家事も同時にこなす多忙な生活を送っています。その中でも、トレーニングの時間を見つけて継続し、自己最高の50キロを持ち上げるまで成長しました。「介護士という役職柄、筋力や体力も必要なので、ベンチプレスはとても良いトレーニングだと思っています」と彼女は語りました。
榊間選手の職場である「かたた駅前翔裕館」では、18名が暮らすグループホームです。彼女は介護士として、優しさと真面目さを兼ね備えた職員として高く評価されています。施設の入居者や同僚たちも、彼女の素晴らしい成果を心から応援していました。施設長の田中隆士氏は、「榊間選手の競技中と介護中のギャップには驚かされる。まさに特別な存在」と話しています。
人生の転機とその後の成果
榊間選手がベンチプレス競技に入ったのは、たまたま始めたフィットネスが競技潜在能力を引き出してくれたのかもしれません。さらに、彼女はこの経験を通じて介護職を続けながら自らの可能性を広げていくことに成功しました。
「翔裕館」では、利用者を元気にする企画を職員自らが考案・実施しています。その中で榊間選手は、その特技を活かして地域に貢献しています。多様な働き方を推進しており、それぞれの職員が特技や趣味を持ちながら、担当地域への貢献に繋げることができるのです。
アジア大会への期待
アジア大会は、キルギス共和国にて2024年9月21日から28日まで開催されます。榊間選手は大会での成功を心から願っています。彼女の活躍は、同じ職業に就く人々に大きな刺激を与え、日々の努力が実を結ぶことを示しています。また、彼女の成果は「介護」という職業への新たな視点をもたらし、若い世代へも希望を与えることでしょう。
競技の様子は、2024年1月21日18時30分から19時まで、NHKにて放送される予定です。榊間選手の明るい姿をぜひご覧ください。彼女のストーリーは、今後も多くの人々に感動を与え続けることでしょう。
また、施設への直接のお問い合わせは避けていただき、メディアからの取材は株式会社サンガジャパンが受け付けており、多様な対応が可能です。