新たな再生医療の可能性、IL-2ペプチドが開発完了
東京都千代田区に本社を置くペプチグロース株式会社が、新たなる革新技術としてIL-2と同様の機能を持つ特殊ペプチド「IL-2ペプチド」の開発を無事に終え、2026年10月16日よりサンプルの提供を開始しました。製品の販売は2026年12月を予定していますが、じわじわとその期待が高まっています。
PGペプチド開発の背景
再生医療や細胞治療の発展が進んでいますが、従来の成長因子やサイトカインは製造ロット間の品質のばらつきや動物由来成分の混入、安全性の懸念、さらには高コストといった課題が山積みです。これらの問題を解決し、再生医療と細胞治療の普及を図るために、ペプチグロースは2020年に設立されました。そして、共同開発契約を結んだペプチドリーム株式会社と共にパフォーマンスの向上に向けた特別なペプチド(PGペプチド)の試作を進めています。
IL-2ペプチドの構造と機能
IL-2ペプチドは、IL-2受容体を形成するIL-2Rβと共通γ鎖(γc)にそれぞれ選択的に結合する2種類の環状ペプチドから成るヘテロダイマーペプチドです。IL-2に類似した機能として、IL-2Rβとγcのヘテロダイマー化を誘導し、アゴニストとして活性を示します。
次に、ヒトの末梢血単核球(PBMC)を用いてIL-2ペプチドと市販のリコンビナントIL-2との機能を比較する実験を行いました。結果は、IL-2ペプチドがリコンビナントIL-2と同程度の条件下で、T細胞の増殖を3倍も促進することを示しました。これにより、IL-2ペプチドがいかにしてT細胞の増殖や維持に貢献できるかが裏付けられました。
IL-2ペプチドの用途とサンプル詳細
製品は真空乾燥品として供給され、-20℃以下で保管が推奨されています。純度は95%以上で、内容量10µgとなっています。サンプル品はトリフルオロ酢酸塩として提供され、今後販売される製品は酢酸塩で供給される予定です。
また、このIL-2ペプチドは免疫細胞の培養や機能強化を目的として使用されることが想定されています。
販売と今後の展望
2026年12月に10µg、100µg、1mgの各サイズでの販売が始まり、需要に応じたバルク品の提供も可能です。GMPグレード品については2027年春からの販売を予定しています。さらに、30種類以上の成長因子やサイトカインの代替ペプチドの開発も計画しており、将来的にはIL-7も市場に投入される見込みです。
本製品に関するお問い合わせ
興味のある方は、公式ウェブサイトや記載されている連絡先にて応募可能です。また、無償サンプルに関しても専用の申し込みフォームが設けられており、簡単にリクエストが可能です。医療の未来を切り開くIL-2ペプチド、今後の展開から目が離せません!