日本赤十字社、2025年ミャンマー地震救援金の受付開始
日本赤十字社(本社:東京都港区)は、最近発生したミャンマーの地震に対する人道支援を目的として、「2025年ミャンマー地震救援金」の受付を2025年4月1日より開始しました。この救援金は、国際赤十字・赤新月社連盟および赤十字国際委員会とともに、ミャンマー赤十字社やタイ赤十字社と連携して行われる救援・復興活動に充てられます。
現地の現状
2025年3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震が発生し、さらに10分後には6.4の余震が襲いました。この地震により、死者は1600人以上、3400人以上の負傷者が報告され、多くの建物やインフラが甚大な被害を受けました。特に、第二の都市であるマンダレーやサガインでは、倒壊した建物や交通手段の崩壊が相次いでおり、地域の住民は屋外で生活を余儀なくされています。
そのため、急遽設置された緊急避難所や医療体制の強化が求められていますが、電話やインターネットが不通になっている地域も多く、住民の不安が高まっています。また、気温が40℃を超える過酷な状況が続き、救援活動はますます困難を極めています。
ミャンマー赤十字社の救援活動
発災からすぐに、ミャンマー赤十字社は緊急対策本部を設置し、被災地にボランティアを派遣。救助活動および被害状況のアセスメントを開始しました。これまでに、少なくとも50人の負傷者を救護し、7人を病院に搬送しています。また、地域における巡回診療や救援物資の配布、心のケアに関する準備も進めています。SNSを通じて、余震などへの注意喚起も行われています。
タイ赤十字社による支援
タイ赤十字社も迅速に対応し、地震の影響を受けた地域で飲料水や衛生用品を配布。必要に応じて、巡回診療チームの派遣準備も進めています。各地域でのニーズ調査を行い、さらなる支援を計画中です。
緊急資金の支援
国際赤十字・赤新月社連盟及びICRCは発災直後から各社と連携し、情報収集を行っています。200万スイスフランの資金援助が決定され、これをもとに緊急救援アピール(資金援助要請)を発表。支援対象は7万5000人に及び、被災者への救援活動を展開する計画です。
支援の呼びかけ
日本赤十字社も、被災地の状況に応じた支援を進めるべく、緊急支援の準備をしています。また、救援金の受付は2025年6月30日まで続けられます。あなたのご支援が、被災地の人々の命を救う力になります。
もし、救援金を送りたい方は、以下の口座にお振り込みください。
受付口座
- 口座番号:00110-2-5606
- 加入者名:日本赤十字社
- 通信欄に「2025年ミャンマー地震救援金」とご記入ください。
- 三井住友銀行:すずらん支店 普通預金2787801
- 三菱UFJ銀行:やまびこ支店 普通預金2105804
- みずほ銀行:クヌギ支店 普通預金0623625
これらの活動に関する詳細は、日本赤十字社の公式ウェブサイトをご覧ください。
あなたの温かいご支援を、心よりお待ちしております。