和歌山県とTRAPEがタッグを組み、高齢者がいきいきと暮らせる地域づくりを支援!
和歌山県は、株式会社TRAPEと連携し、令和6年度から「地域支援事業に係る市町村伴走支援業務」を開始しました。本事業は、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく生活できる社会の実現を目指し、各市町村の現状と課題に合わせたオーダーメイドの支援を提供することで、地域包括ケアシステムの深化を加速させることを目的としています。
和歌山県は、「わかやま長寿プラン」において「高齢者が安心して、いきいきと暮らすことができる和歌山」を基本理念に掲げ、高齢者の自立と尊厳が確保され、地域で安心して暮らせる社会を目指しています。しかし、地域支援事業への取り組みが進む一方で、各市町村の状況は様々で、より効果的に地域包括ケアシステムを深化させるためには、個別的な支援が必要となっています。
そこで、本事業では、選ばれたモデル市町村が取り組む地域支援事業に対し、従来の枠組みを超えた新しい視点を取り入れ、地域の実情に最適化したリデザインを行います。また、事業終了後も市町村が自律的に事業を推進できる体制構築を支援し、その事例を発信することで、和歌山県全体の地域包括ケアシステムの深化を目指します。
TRAPEが提供する3つの支援
TRAPEは、長年の地域づくり、介護予防、伴走支援の経験とノウハウを活かし、以下の3つの支援を提供することで、市町村の自律的な地域支援事業の実現を支援します。
1.
自律支援: 市町村職員に新たな気づきと小さな成功体験を提供することで、自律的な地域支援事業の取り組みを促進します。
2.
ロードマップ策定: 定期的な訪問や会議だけでなく、随時・継続的なフォローアップを通じて、地域支援事業の効果的な見直しを支援します。
3.
横展開支援: モデル市町村の経験や取り組みプロセスを、研修や情報発信を通じて県内市町村へ展開することで、地域包括ケアシステムの普及啓発を促進します。
和歌山県とTRAPEの連携で、高齢者がいきいきと暮らせる地域を創造
和歌山県福祉保健部福祉保健政策局長寿社会課の山田遼太副主査は、「地域包括ケアシステムは、地域支援事業を活用しながら地域の特性に応じて作り上げていくことが必要であり、絶対的な正解の形は存在しません。市町村職員の皆様や地域の関係者の皆様と、共に『わがまち』のあり方を考え、形にしていきたいという思いで本事業を立ち上げました。株式会社TRAPE様は、対話を通じたチームづくりや介護予防を起点とした地域づくりに関して豊富な知見をお持ちであり、本事業に非常にマッチしたパートナーだと考えています。和歌山県としても関係者の皆様と一緒に汗をかき、一緒に地域づくりに取り組んでいく所存です。」とコメントしています。
TRAPEは、本事業を通じて、市町村職員や地域住民と連携し、対話と協働を重視することで、高齢者がいきいきと暮らせる地域づくりを支援していきます。