中部鋼鈑の物流改革
2026-09-09 10:35:28

中部鋼鈑の物流改革、荷待ち時間73.6%削減の成功事例

中部鋼鈑の物流改革:荷待ち時間の大幅短縮に成功



中部鋼鈑株式会社は、愛知県名古屋市に本社を構える鉄鋼メーカーで、建築物や橋梁に使用される厚板鋼材を生産しています。特に、一枚9トンを超える重量物を扱う配送環境において、同社はかつて荷待ち・荷役に110分という長時間を要していました。この問題を解決するべく、株式会社Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」と配車管理サービス「MOVO Vista」を導入し、荷待ち時間をなんと29分へと大幅に短縮しました。これは73.6%の改善を意味し、年間では約3万4000時間ものドライバーの拘束時間の削減に直結しました。

導入の背景



中部鋼鈑では、出荷の運用がすべてトラックの到着順で行われており、午前中に80.7%の車両が集中する状態が続いていました。このため、狭い構内はトラックで溢れ、長時間の待機を強いられる事態が発生。これが行政からの改善要請に繋がり、ドライバー負担の増加や運送会社からの評価低下が懸念される状況となりました。

こうした状況を受け、同社は物流を経営課題として捉え、全社を挙げた抜本的な改革に乗り出しました。CLOを筆頭に構成された「物流改革プロジェクトチーム」は、MOVOシステムの導入を進めていきます。

MOVO導入後の成果



MOVO Berthの導入により、出荷の平準化が可能となり、午前と午後のトラック数が57.2%と42.8%に調整。同時に、荷待ち時間が81分短縮される結果となりました。この取り組みは、年間約2万5000台の車両に相当し、ドライバーの拘束時間を削減することに成功しました。

さらに、置場情報や製品、車両データを基幹システムと連携させることで、電話などの手動での車両タスクが減り、効率的な運営が実現しました。直近のドライバーアンケートでも、94%が事前に段取りできるようになったと回答し、89%が荷待ち時間の短縮を実感しているとのことです。

プロジェクトの体制と今後の展望



このプロジェクトは、役員会の直下に設置されたガバナンス体制の下、21名のチームが参加。経営企画や営業、生産技術、物流会社まで関連するすべてのメンバーが連携し、MOVOシステムの導入に取り組みました。これにより、同社は荷待ち時間の削減を達成しました。

今後、中部鋼鈑はこの基盤の上に新たな展開を図ります。出荷能力を1.5倍に引き上げる「80万トン体制」の実現を目指し、システムの強化及び新しいワーキンググループを推進していく計画です。将来的には、環境配慮型電気炉鋼材「すみれす」の安定供給を通じて市場での競争力を高めていくとしています。

MOVO BerthおよびMOVO Vistaの機能



Hacobuが提供する「MOVO Berth」は、物流センターでの荷待ち時間の短縮と業務効率化を実現するトラック予約システムです。その機能により、計画的な入出荷作業が支援され、複雑な運用パターンにも柔軟な対応が可能です。

また、「MOVO Vista」は、配送案件を効果的に管理する物流DXツールです。オンラインでの一連のコミュニケーションを実現することで、業務の効率化が進み、輸配送データの見える化も可能となりました。

このように、中部鋼鈑はMOVOの導入を通じて、荷待ちや荷役の時間を大幅に改善し、物流の革新に成功したと言えます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社Hacobu
住所
東京都港区芝5-29-11G-BASE田町4階
電話番号
050-5358-8885

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。